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仕事の意味・意義を感じる機会を設定していますか?

皆さんの会社の社員は仕事をする意味や意義を感じていますか?

自分の仕事が世の中にどう役に立っているのか、その結果世の中がどう良くなるのか、そもそも何を目的にした組織なのか。
最近はパーパス経営という言葉がよく聞かれるようになり、パーパス外でもミッション、ビジョン、ウェイなどを設定し、明文化している企業も増えてきたと思います。
しかし、掲げていることと社員にその思いが浸透しているのかは別な話です。社員に浸透し、自分の仕事の意味・意義を感じていないと遣り甲斐や働き甲斐には繋がりません。キレイごとに聞こえるかもしれませんが、仕事はお金だけでなく、仕事を通じて遣り甲斐や働き甲斐を得るものだと思います。遣り甲斐や働き甲斐がない仕事はおかねを稼ぐためのただの作業になってしまいます。せっかく人生の貴重な時間を投資するのにお金のためだけに仕事をするのはあまりにも勿体ないと思います。

そのような仕事の意味・意義を感じてもらうために企業研修の一環で自社の使命について考えてもらう機会を設定することがあります。

毎年そのようなテーマで定期的に研修をしている会社では、出てくるアウトプットに大きな変化はありません。出てくるアウトプットに変化がないのであればそんな研修は意味があるのか?と思われるかもしれません。特にそのような研修ではスキルが上がる訳でもないので、時間の無駄だと考える方もいるかもしれません。しかし、私はこのようなテーマで社員同士意見交換をしてアウトプットを出すことがとても重要だと思います。

それではこのような研修にどんな意味があるのか?
まずは改めて自分の仕事の意味や意義を再確認することで、自分の仕事が世の中の役に立っていることを実感し、誇りを持って仕事ができるようになります。医療従事者や教育関係者は比較的自分の使命を実感している方が多いのですが、間接的に世の中に貢献している業種は意外と意味や意義を実感している方が少ないような気がします。そこをみんなで議論し明確にすることが大切だと思います。
もう一つは安心感と一体感が醸成されることです。自分はしっかり使命感を持って仕事をしているけど、他のメンバーはどうなのだろう・・?と不安になることがあります。特に日常業務に忙殺され、業務や数字に追われているとすれ違いも発生し余計に不安になりがちです。そのような状況で他のメンバーもしっかり使命感を持って働いているということが分かることで、このメンバーで一緒にやっていって大丈夫だという安心感を覚え、更にそれが一体感に繋がります。

なかなか普段からそのような話をすることがあまり多くないという企業は是非そのような機会をわざわざ設定すべきだと思います。

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