家族全員で海外旅行に行けるチャンスは人生で何回あるのか?
先週、家族全員でバリ島に旅行に行きました。
海外旅行の話をすると、「この円安のタイミングで行くのはちょっと…」とか、「もう少し子供が大きくなってから行こうかな」という声をよく耳にします。確かに、円高になればもう少しお得に旅行ができるかもしれませんし、子供が成長すれば、連れて行く側の負担も減るでしょう。しかし、私はそのようなことは一切考えず、今年の夏は海外旅行に行くと決めていました。
なぜなら「家族全員で海外旅行に行けるチャンスは、人生であと2回しかない」と考えていたからです。
「人生は長いのだから、チャンスはいくらでもあるだろう」と思う方もいるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。全員で海外に行けなくなる要因として、子供の受験、部活、そして自立が考えられます。
受験生になれば、夏休みは勉強漬けで、気軽に海外旅行に行ける雰囲気ではなくなります。子供が一人でも受験生になれば、その子を残して他のメンバーだけで旅行に行くというのも現実的ではありません。我が家には中学2年生、小学4年生、小学2年生の3人の子供がいます。今年は受験生はいませんでしたし、一番上の子は中高一貫校に通っているため、来年も受験はありません。
部活に関しても、ハードな部活に入ると、長期間の旅行は難しくなるでしょう。本人が「部活を休むのが後ろめたいから旅行に行きたくない」と言い出す可能性もあります。
さらに、大学生になれば自立し、旅行に行くなら親よりも友人と行きたいと言い出すかもしれません。親としては、スポンサーとして旅費を支援する立場になるでしょう。
こう考えると、我が家にとって、今年と来年の2回が家族全員で海外旅行に行ける数少ないチャンスということになります。もしかすると、受験や部活の関係で、もう1~2回行けるかもしれませんが、もしそうなったらラッキーくらいに考えています。
「人生で残り2回しかないチャンス」であれば、たとえ割高であっても、調整が大変でも、それは大きな問題ではありません。10年後にお金と時間があったとしても、家族全員で海外旅行に行ける機会はほとんどないでしょう。また、私自身を含め、病気や怪我で自由にやりたいことができなくなる可能性もあります。そうなったときに後悔しないように、やりたいと思ったことは早いうちに実行しようと思います。
人生は、意思を持って行動しなければ道は開けませんし、後で後悔することになります。物事にはタイミングがあります。もし何かやりたいことがあるのであれば、「いつか」ではなく、今動くべきだと思います。予算や日程が限られているなら、必ずしも海外でなくても良いし、短い日数でも構わないでしょう。大切なのは、物事には「やれるタイミングがある」ということを自覚することです。