アベル映像の裏側
あと忘れないうちにこの映像制作の舞台裏をメモしておくと、、、
Day1:
締め切り3日前に始めて阿部さんから聞かされて、少しアドバイスをしてと言われた。
締め切りまであと48時間くらいのところで初めてZoomミーティングをした。やべーって思って、デザインと編集要員として江丹別のおしのを「締め切り当日」に拘束することに成功。この段階で「編集時間は12時間以内」と決まる。
Day2:
朝原稿ができてしゃべってるビデオができた。まあまあだけど面白みはなかった。原稿をニューヨークのみぎわさんにたまたまみてもらえたので意見を聞くとたくさんの助言が。そしてこのままじゃヤバいぞってなって佐分利くんに泣きつくと「俺やるよ」と全く違う原稿を書いてきた。それをみてアベルが「これはこれで違う」と奮起して喋る内容を全部変えて全部撮り直し、素材もやりなおし、絵コンテも捨てる。この時点でアベルの家にアマゾンからグリーンバックが届いて設置したらアベルの家のエアコンのリモコンが見つからずに汗だくになってる様子がZoomで流れ続ける。なんか知らんが「ランニングに行ってくる!」と煮詰まったアベルが画面から消えた。
なんやかんやで夜にZoomミーティング。VRアーティストのかふあさんに「なんか素材くれ!」と乱暴なお願い。「じゃあ月を買ってくる!」と言って月を買い、VRの中で月面旅行してきてその様子を撮影してきてくれた。何もかもが新しすぎるぞメタバース!
そして夜に絵コンテを仕上げて素材をPremiereに配置してから寝るはずの江丹別のおしのは、昼間の別の仕事で体力を酷使し、寝落ちした。
何も進まないまま、アベルがひとりで何度も撮影を繰り返していた。
Day3:
深夜0時が締め切り。5:30amにおしのが起きてきた。「よーしこれからゼロスタートです!頑張るぞ!」とか言ってて不安。朝からZoom立ち上げっぱなしで誰でも入れるZoomごはんチャンネルで全員集合。今回は何も頼んでない仏師真野くんが匂いを嗅ぎつけてやってきてあれやこれや演出プランをアドバイス。VRっぽいシーンが足らないからFacebookで呼びかけてみんながゴーグルかけるシーンをZoomで撮影しようぜと言い出して即告知。真野くんは本当に月面旅行のVRワールドをUnityで作り始めた。おお、じゃあそのシーンくれよってことで素材にする。じゃあついでにスターハウスのウェブサイトも公開するかってことになり僕はウェブ制作。その間も佐分利コーチの元、おしのが編集地獄。やる気に満ちたアベルが勝手にシーンの取り直しとかして「尺が変わるじゃねえか!」と内心怒る僕。でも内容良くなった!締め切りまで5時間、誰もご飯食べてないことに気付いてクラクラする。英文だけじゃなくて日本語字幕も入れようってなり原稿を朦朧としながら書く。もうみんなZoom上だけど完全に合宿。ゴーグル撮影は10人くらい来てくれて賑やかに。ひとが集まるとすぐ宇宙の話をするアベル。完成してから話せ!と内心思う。
午後10時、ついに完成!YouTubeにアップロードする画面を共有しながら間違いないように僕が操作を指示。午後11時、アベルが「よし!寝よう!」とかいうので「待って、そもそもエントリーシート書いたの?」と聞いたら「あ!忘れてた!。エントリーしなきゃこれただの自主制作動画じゃん!ちゃんと事務局にエントリーしなさいよ!と気絶しそうになる。で、そこは極秘らしいので僕らも見れないところで入力完了。
23:45に全て完了!みんなでZoom越しに拍手!
一番よかったのは、合宿で皆んな仲良くなったこと。翌朝、このチャットグループは何故か知らないけど昆虫を食べる話で盛り上がってた。宇宙食だからかな?わけわからん。まあとにかく青春だった!