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プロジェクトをはじめるときに丸めすぎないほうがいい理由

何かプロジェクトをはじめるとき、「わかるひとにだけわかる」では狭すぎてだめだけど、「いつのまにかみんなわかってて、時間は少しかかったけどほとんどの人はむしろ最初よりも夢中になってた」って状態を目指したほうが絶対に楽しいので、そこは妥協しないほうがいい。

プロジェクトをはじめるとき、そこは一番センスが求められるところのひとつだと思う。

プロジェクトって最初はふわっとしててそれぞれに思っていることも全然バラバラだし熱量もバラバラなんだけど、徐々に会話をしてお互いが何を大切にしていたり、何をしたいのかが分かってくると「くー!そういうことか!面白いじゃないか!たまらん!」ってなるところだから、最初にそれを削いじゃって、そんなにまだ価値観や感覚を共有してない人でも分かるレベルまでに薄めちゃうと、その瞬間で多くの人が理解・納得できるようにはなるけど、でもその一方でやっていくうちに味わい深く夢中になれるものではなくなってしまう・・・。

なので、妥協しすぎない、丸めすぎないことは大事なのだ。

つまり、みんなの理解が進んだときに、味わい深いものを「そこに残しておくこと」は、最初にピンときた人が担うべき役割でもあるのだ。最初は周囲の賛同が得られなくて寂しい思いをするかも知れないけど、あとでみんながピンときたときの楽しさのために、耐えて、がんばれ。

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