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枚方寝屋川消防組合 機関誌「纏人」2025年「令和7年合同消防出初式」

 令和7年の年頭にあたり崇高な消防使命の自覚を新たにし、枚方寝屋川消防組合・枚方市消防団・寝屋川市消防団の団結をさらに強固にするとともに、枚方市並びに寝屋川市の広域消防力を市民に示し、併せて警火心を喚起することを目的とし、実施しました。
 本消防組合では2年ぶりの開催となり、寒さ厳しい中ではありましたが、約4,000人もの方々にご来場いただきました。皆さまにはより身近に消防の仕事を感じていただけたのではないでしょうか。 


令和7年合同消防出初式を挙行!
令和7年合同消防出初式ポスター
令和7年合同消防出初式パンフレット

開催について

日時
1月12日(日)
式典:10時00分~
市民の集い:11時20分~

場所
枚方市三矢地先 淀川河川公園 枚方地区 淀川アクアシアター周辺

参加人員・参加車両
消防職員・消防団 1,156人
消防車両     88台

枚方消防署 救助工作車
枚方市消防団車両
寝屋川市消防団車両

式典

 淀川アクアシアターの観覧席には、立ち見が出るほどの多くの方々が来場され、会場は大いに盛り上がりました。

式次第
満員となった淀川アクアシアター

開式
 人員並びに機械器具の報告
 伊藤消防長・中枚方消防団長・中谷寝屋川市消防団長が、管理者伏見枚方市長及び副管理者広瀬寝屋川市長へ、人員並びに機械器具の報告を行いました。

右から伊藤消防長・中枚方消防団長・中谷寝屋川市消防団長
大阪市消防局航空隊のヘリコプターから消防庁長官の「お祝いのメッセージ」が投下されました。

車両部隊の視閲

 車両部隊が令和7年の年頭に際し、消防防災活動に邁進する決意を表明するサイレンの一斉吹鳴。

車両の指揮をした本消防消防組合 以倉警防課長(中央)、井上枚方副団長、三浦寝屋川副団長
サイレンの音と赤色灯は圧巻でした!

分列行進による徒歩部隊の査閲

伏見枚方市長及び広瀬寝屋川市長から徒歩部隊の査閲を受けました。

徒歩部隊の先頭、総指揮者は眞先消防次長

 続いては、枚方寝屋川消防組合消防本部の部隊

部隊の指揮を執るのは、小嶋警防部長

 続いては、オレンジ服に身を包みましたのは、国際消防救助隊

海外で大規模災害が発生した場合、被災国へ応援に向かうため、選抜された救助隊員で編成された部隊です。

 続いては、緊急消防援助隊
 これまでも東日本大震災や西日本豪雨などに部隊を派遣しており、昨年も元旦に発生した能登半島地震、9月に発生した能登半島豪雨にそれぞれ部隊を派遣しています。

大規模災害時に、府県を越えて応援に駆けつける部隊です。

 続いては、枚方消防署の部隊

部隊の指揮を執るのは、太田 枚方消防署長

 続いては、 枚方東消防署の部隊

部隊の指揮を執るのは、 山内 枚方東消防署長

 消防組合最後の部隊は、寝屋川消防署の部隊

部隊の指揮を執るのは、髙橋 寝屋川消防署長

 続いて、枚方市消防団及び寝屋川市消防団の分列行進となります。

整列完了

 「国旗掲揚」並びに「国歌独唱」
 「国歌独唱」は、寝屋川市出身、枚方市在住の平井 孝夫(ひらい たかお)氏が務めました。
 平井氏は、大阪を中心に数々のコンサート活動を行うなど、精力的に活動されてきました。

平井氏は淀川河川敷でのライブ活動中、偶然に枚方大橋上から飛び込んだ女性を救出し、見事、尊い命が救われました。
平井氏から「本日は、この舞台で歌えることに感謝し、 これからも枚方市、寝屋川市の発展のため、全力で 取り組む決意を持って務めさせていただきます。」とのコメント
ありがとうございました。

 枚方寝屋川消防組合管理者 伏見 隆枚方市長から「年頭の辞」をいただきました。 

 続いて、枚方市議会議長の丹生 真人様、枚方寝屋川消防組合議会を代表して議長の鍛治谷 知宏様からそれぞれご祝辞をいただきました。

枚方市議会 丹生議長
枚方寝屋川消防組合議会 鍛治谷議長 

一斉放水

 一斉放水には、枚方寝屋川消防組合の化学消防車の放水銃を中心とし、両市消防団が消火を担当するという、消防組合と、消防団とが連携した隊形です。

前方:司令車、後方中央:化学車、後方左右:タンク車
一斉放水時は、最前列まで来場者を招待
一斉放水の指揮を執るのは、枚方寝屋川消防組合 以倉警防課長、竹中枚方市消防副団長、三浦寝屋川消防団長
枚方市消防団による、一斉放水
寝屋川市消防団による、一斉放水
一斉放水により、綺麗な虹がかかりました。

表彰

 日頃 、 消防業務に功績のありました、消防団員に対し まして、表彰を行いました。

伏見枚方市長から表彰状が贈呈されました。
広瀬寝屋川市長から表彰状が贈呈されました。

市民の集い

 式典後に同会場で開催された市民の集い。各イベントブースでは、来場者に対して防火・防災に関する啓発活動を実施しました。参加された皆さまに、体験しながら消防行政について学んでもらいました。
 子どもを中心に参加された方の笑顔が印象的で、写真を撮らせていただきました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

救急車 車両展示
救助工作車 車両展示
現役の救助隊員と懸垂対決!
枚方市消防団コーナー
情報指令センター展示コーナー
実際の指令センターをゴーグル越しに見学!
119番通報体験
AED胸骨圧迫体験コーナー横の救急車と記念撮影!
カンチくんも出初式に来てくれました!
ミニ消防車乗車体験コーナー
火災に怖さを学ぼうコーナー
火災の怖さについて実験を用いて紹介。不注意や間違った使用で火災が発生することも!
ご注意を!
住宅用火災警報器啓発コーナー
クイズラリーを開催し、正解者に対して非常食などを配付しました!
AED胸骨圧迫体験コーナー
現役の救急隊員が指導するなどし、参加者は熱心に取り組んでおられました!
はしご車搭乗コーナー
200枚の整理券はあっという間に、なくなりました!
地震体験コーナー
地震を体験したことがない方が増えています。子たちは良い結果になったのではないでしょうか!
アクアシアターで司令車乗車体験
普段、乗る機会がない司令車。多くの子どもたちに乗車体験していただきました!
放水体験コーナー
実際の火災現場で使用するホースや筒先を持って放水を体験!
防火帽・防火服を着ての放水体験
消防隊員になりきって放水していただきました!
煙体験コーナー
実際に煙の怖さを学んでいただきました!
救助隊員との記念撮影
子どもたちには大人気の救助隊とパシャリ!

新コーナー 救助体験コーナー(レスキューアスレチック)
 子ども向けに、救助隊の活動を体験してもらうため、救助体験コーナーを設置しました。参加した子どもたちはロープを渡り・高い壁を登り・重量物(タイヤ)を引き・狭い空間を這って救助隊になりきっていました。各障害物を突破した子どもたちには救助隊員から表彰状が手渡されました。

対岸にロープを張り、そのロープを一生懸命に渡っていました!
救助隊員の支えもあり、障害壁を乗り越えました!
重いタイヤを力いっぱい引きました!
煙の充満した細い空間を這ってと通り抜けました!
皆さん、各障害物を一生懸命に突破していました!
最後に、救助隊員から表彰状を手渡されました!
2人で参加し、協力しながら突破した子どもたち!

 どのコーナーも長蛇の列ができるなど、皆さまの消防や防災について高い関心が寄せられていることが分かりました。
 昨年8月8日に「南海トラフ地震臨時情報」の発令(8月15日解除)や、先日に南海トラフ巨大地震の30年内発生確率が「80%程度」に引き上げられるなど、いつ起きてもおかしくない状況でもあります。皆さまも、日頃の備えをお願いします。

おわりに

 昨年は、令和6年能登半島地震発生に伴い、両市の消防力を維持しつつ、緊急消防援助隊への派遣を継続するため、やむなく中止としました。
 2年ぶりの開催となった今回は、たくさんの市民にご来場いただき、その期待に必ず応えなければならないと、あらためて強く決意しました。本年も、火災等の災害から、市民の生命・身体・財産を守るべく、消防組合・両市消防団が一致団結の下取り組んでいきます。
 ご参加いただいた皆さま、また写真撮影にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
 本年も、枚方寝屋川消防組合・枚方市消防団・寝屋川市消防団の活動及び消防行政へのご理解・ご協力をお願いいたします。

枚方寝屋川消防組合 オフショット

令和7年合同消防出初式を半年以上前から準備し、無事に挙行することができました。
徒歩部隊の行進前にパシャリ!

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