鰤釣りに挑んだタックル紹介と釣行記
とにかく獲れて良かったと思うものの、反省が多いタックルで挑んだ鰤釣行でした。
経験不足の自分でもどうにかキャッチに至ったのは、短時間の時合ではあったものの幸運にも大きな群れに当たることができたことが大きな要因だったと振り返っています。
後述しますが、まあよく掛けるもバラすことバラすこと。
キャッチするまでにかれこれ4,5回チャンスを逃して最後は泣きそうな感じでした。
そんな素人だからこそのやらかしに満ちた、当日のタックルを具に紹介致します…
■ロッド ◎
ブルースナイパー103ML-M
■リール ◎
ソルティガ6000-H
■ライン △
PE3号8本編み
■リーダー △
ナイロン14号
■スナップ ◎
強軸スナップワイド
■結束 ◎、×
リーダーFGノット、スナップハングマンズノット
・◎の項目
ロッド、リールは完璧でした。
素人ほど良い道具を使うべきなのは宇宙の真理です…という冗談はさておき。
リールは突っかかりのないスムーズなドラグの効きと高い剛性が、経験不足なファイトとタックルの弱点を常にカバーしてくれたと感じています。
今年3月に発売されたブルースナイパーは、
2018年から愛用したジグキャスターMX106MHを意識したステップアップのロッドでした。
両者共、重量の割にスラっとした作りで用途の幅が広く、バットパワーの強さが気に入っています。
ジグキャスター に育てられ、ジグキャスターといろんな浜を駆け巡り、今回ジグキャスターの延長にあるロッドでランディングへ持ち込んだ時はさながら、
セル戦で悟空を背景に悟飯がかめはめ波を撃ってる感じでした。感無量です。
FGノットとスナップ自体は全く問題無かったです。
ただFGノットの編み込みは20回だと最後まで締め込みが効いていなかったので、次回以降は18回に改めようと思います。
・△の項目
前日、激流高足場の堤防に行ったままラインの巻き替えが億劫になり、
混んでいるサーフで魚を遊ばせてしまうよりはいいかと言い訳して迎えた当日はちゃんと向かい風の爆風。
風を強く受けるPE3号では飛距離で苦戦を強いられました。
同行者の2号巻きと投げ比べると1.2倍程度飛距離に開きがあるように見えた程です。
釣果の傾向に飛距離がそれほど影響しない日だったため、結果的には頼れる太糸ではありましたが普段よりもしっかり投げ込む必要もありました。
ただ成り行きで一日中投げ込むことになってしまったことで、釣行を終える頃には疲労が大分蓄積してしまいクッタクタ。疲れを2日ほど引きずりました…
フックの強さやドラグ設定の兼ね合いもありますが、ラインは反省の気持ちが冷めないうちに2号に巻き替えました。
・×の項目
今回の釣行で4,5回バラしたうち、原因がハッキリしているのはフックの伸び1回と、スナップ根本からのラインブレイク2回でした。
今までハングマンズノットの強度に不満を感じたことはありませんでしたが、大物相手のここぞと言う場面でポンポン切れているようではリーダーとスナップの結束方法は改める必要がありそうでした。
帰宅後、現場で簡単に結べるダブルラインの代表的なパロマーノットや八丈掛けとハングマンズノットを比べてみましたが、
確かに自分が結ぶハングマンズノットは見聞きしていた強度より大分弱く、知らず知らずのうちに作ってしまったキンクがノット本来の強度を損ねているようでした。
ナイロンリーダー14号50lbなんてそうそう切れるものではないので、やっぱりやらかしていました。
そんなわけで、ダブルラインの乗り換え先候補として八丈掛けを結んでは引っ張って何度か試してみたのですが、結び易さと強度、とりわけ成功率において良い結果が得られたので、当面は八丈掛けで様子を見ることにしました。
ただし、かなり強度が出る部類の結び方なので、根掛かりした時のラインの切れ方はぼんやりと気になっています。
■ヒットルアー
・セットアッパー 145S-DR
強い泳ぎと大きいシルエットでアピールが力抜群。
サーフでは取り込み間際にロッドを立ててボトムノックを減らすように使っています。
とにかく実績が多いルアーなので使える場所では必ず投げるようにしています。
今回は青物らしくマン振りからの速巻きでヒットでした。
・オーディン130S
今年発売されたバスデイの新作。
抜群の飛距離とナチュラルな泳ぎ、浮き上がりの設定が絶妙な使いやすいシンペンで、ロッドを寝かせて速巻きしながら表層直下を引いてくる使い方が今回のヒットパターンでした。
今後もゆったりした泳ぎが特徴のアスリートと使い分けつつ、1軍ローテーションで活躍しそうです。
・Gコントロール40、28
2014年発売、ジャクソンの名作だそうで。
今年の冬まで全くその釣力を知りませんでした。
十分な飛距離を持ちながら遠浅サーフでもストレス無く使えてプラグならではの食わせもあり、ちょっとメタルジグが霞んでしまうようなルアーでした。
ただ28で鰤をかけると標準セッティングではフックが完全に伸びてしまうので、ターゲットに合わせてフックをシングルに置き換えようと思いました。
■釣行の振り返り
・中潮上げ4時〜9時下げ止まり
風裏の遠浅サーフで釣り開始。
日の出の薄暗い時間に沖合で鳥山が立つもベイトは寄らず。
夜が明けきる頃には鳥が完全に見えなくなる。
並びで1,2匹カツオかサゴシのような魚が上がる姿を確認。
下げ止まりまで粘るも成果無し。
ボーズ。
・下げ始め9時半時〜10時下げ三分
このままでは帰れないと風表、潮通しガンガンの堤防に移動。
頭から飛沫をかぶって腰から下はウェーダーが浸水。
80gジグが浮き上がるほどの潮流とうねり、爆風があまりにもハード過ぎて続行を断念。
ボーズ。
・下げ中11時〜12時
風裏のサーフに戻って様子見。
カタクチイワシの小さいベイトボールを確認。
マイクロベイトが小型の肉食魚に追われている様子があるも大型の反応は無し。
昼食のため一旦離脱。
ボーズ。
・下げ止まり14時半〜日没過ぎまで
風裏のサーフで再スタート。
程なくして泳がせの釣り人がワラサを釣り上げるも続かず。
16時ごろベイトに動きがあり並びでイナダが1,2匹上がるのを確認。
自分も日没直前、速巻きのシンペンにヒット。
最初の食い込みが弱く、イナダ程度と思い強引にファイトをしたところ想定外の強い走りが入りラインブレイク。
失意の中、同タイミングで同行者が掛けていたブリをランディングアシスト。
メジャーを取りに、血抜きにで行ったり来たりする同行者を尻目にその後もかけては針を伸ばし、ラインを切ってとバラしにバラす。
同行者が竿を出し直す頃にもう一度時合いがきてヒット、なんとかキャッチで釣り終了。
■釣行を終えての反省
・鰤のヒット感はイナダとほぼ同じ
魚がファイトに入るまで一瞬間があり、小物と侮って強引に巻くとまずバラしてしまった。
・ドラグ、フックセッティングはバランスを見る
ラインがいくら強くてもフックが弱ければフックが伸びてバラしてしまった。
・自分が作った結び目の強度を知る
あんなに自分のスナップを結んだノットが弱いとは知らなかった。
ターゲットに適した結び方を覚える。
■最後に
反省の多い釣行でしたが、その分成長も感じました。
これは1度獲ってみないとなかなか自分には要領がわからないものでした。
特に、大物連発バラしは1シーズン分以上の経験が詰まっていて、まさに精神と時の部屋でした。
直近はかなり体力を使ってしまったので、また元気になったら年内、更なる大物を求めて釣りに行こうと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。