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ホワイト企業の「ブラック職場」について、勤労感謝の日に考えてみた
本日2023年11月23日(木)は勤労感謝の日。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。そこで某中小企業の社長さんにご登場いただきました。本日はよろしくお願いしまーす。
ん?・・・「わが社は、私(社長)の強いリーダーシップとアットホームな職場環境のもと、社員が自主的にサービス残業を行い、少数精鋭による高い生産性を実現」・・・って、まんまブラック企業ではないですか?!
で、「勤労感謝の日に、ノルマ重労働をたつとび、サービス残業による生産を祝い、私(社長)に感謝しろ」って、むしろあなたの下で働いている従業員の皆さんに感謝しろよ!!
ここまで極端な「ブラック企業」は、労基署に目をつけられそうですが、厄介なのは「ホワイト企業」の中に蔓延る「ムラ社会=ブラック職場」かもしれません。「会社」と「職場」は別々に考えた方が良さそうですよね。
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でも「ホワイト企業」だったら、職場も「ホワイト」になりやすい・・・。確かにホワイト企業でしたら人事制度も整備されてきています・・・が、歴史のある会社でしたら、「ムラ社会」も残っている可能性もありますよね。環境変化に晒されていない村長(=中間管理職)でしたら「ムラ」の存在は楽かもしれませんが、新参者にとっては地獄・・・。ホワイト企業の人事にとっても悩ましい問題かもしれません。
ところで「ブラック」とは「悪」でしょうか?
例えば、スティーブ・ジョブズさんやイーロン・マスクさんも、おそらくは四六時中、仕事や事業のことを考えており、労働時間的にも「ブラック」だと推定します。でも、日本のブラック職場で働くサラリーマンほど疲れ切ってはいない。他の人に強制された「ブラック」ではないので、むしろ本人にとってもやりがいのある仕事ではと思います。つまり仕事の裁量が「誰」にあるかで「ブラックの良し悪し」は変わりそうです。
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「仕事の裁量」が、自分にある場合、個人事業主みたいに夢中になれたら、パフォーマンスも上がりそうですね。しかし他人に強要されたブラックの場合、会社内ならまさに社畜...。しかも経営者や中間管理職にとって、従業員に「心理的安全性」を提供できないのは「管理職として無能」の烙印を押されかねません。
以上、仕事の「ブラック」を一括りにするのではなく、会社と職場とで切り離して考え、ブラックも場合によっては本人にとって良い場合もある、という「リーダーの立場からの」お話でした。1年前の2022年11月11日には、「メンバーの立場から」投稿していますので、併せてご覧願います。
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<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>