グラボ「RTX2070Super」を勝手にレビュー(VRで使ってみたら最高だった話)
グラボ買いました
RTX2070Superを買いました!なぜこれにしたか。理由は2つ。①コスパが良い ②リアルタイムレイトレーシングができる から!
検索すればこんな感じで性能比較データが見つかります。
2080Tiだと15万円前後まで跳ね上がるのですが、2080S(2080Super)だと9.5万円、そして2070S(2070Super)だとなんと6~7万円で買えます。私は6万円で買いました。性能に対して安い=コスパが良いです。
またRTX系は「リアルタイムレイトレーシング」機能を持っているそうです。これ、ゲーム開発経験のある人から聞いたところ「めっちゃきれいに見える」そうです。要は光の反射がよりリアリティをもって、しかもリアルタイムに計算できるという機能らしい!うまく説明できない(笑)
UE4(Unreal Engine4)というツールを使えばリアルタイムレイトレーシングを体感できるようなVRアプリを作れそうなのでちょっと今後試してみようと思います。
結論
使ってみて最高です!BeatSaberプレイ時のかくつきがなくなりました。アバター合成も遅滞なくできます。アバター合成した製造の配信も(ほぼ)遅滞なくできます。VRChatの重めのワールドも全く処理落ちなしです。
ただ1点、残念なのは、うちのVR機器がOculus Questで、Oculus Questだとこれ以上綺麗に描画できない点です。(※OLED: 有機EL、LCD: 液晶)
Oculus Quest:片目1440×1660のOLED、リフレッシュレート72Hz
Valve Index: 片目1440×1600のLCD、最大リフレッシュレート144Hz(複数のリフレッシュレートをサポート)
Vive Cosmos: 片目1440x1700のLCD、リフレッシュレート90Hz
Vive Pro: 片目1440x1600のOLED、リフレッシュレート90Hz
聞くところによると「Vive Cosmos」は臨場感が相当高いらしい。それはQuestと比較すると「解像度」および「リフレッシュレート」が高いからだろうと推察されます。ちなみにVive Pro Eyeとやらもありますがこれは「目線を追える」のが特徴でVRゲーム側が対応していると目の動きを追随してくれるようです。
なお、解像度というのは、高いほど「ドットの粗さがなくなり綺麗に見え」ます。解像度が高いイメージとしては、4Kテレビの綺麗さのイメージに近いです。今回、私は解像度の高い映像を作るための機器(PC)は入手しました。しかし残念ながらそれを出力するモニター(VR機器)のほうが追い付いていないのです。
私の持っているOculus QuestはVR入門機だから仕方ありません。VR機器の中では5万円という低価格で、いろいろなことができるのはむしろコスパがかなり良いと思います。スマホとWiFiさえあればできてしまうので(お金に余裕があれば)、VR未経験の方は購入してみてはいかがでしょう?(以下の記事にQuestの良さをまとめてます)
私のPCの主なスペック
・Windows10
・Corei7-4790(3.6GHz)
・DDR3 16GB
・RTX2070Super
本当は比較のためGTX1660Tiで評価しておけばよかった。しかし今更、取り換えるとマザボを壊す恐れもあるので、怖いのでやりません(笑)
VR機器買うならViveCosmos?
没入感を上げたいならCosmosですね。でも解像度だけ見ると中国のpimaxという製品の方がはるかに性能が良さそう(片目3840x2140)。
今年はHPも高性能のVR機器を出すというニュースが発表されたし、年の後半まで待ちでもよいかもしれません。
なお、以下に検証データを置いておきます。もしよければみてやってください。
①BeatSaber + LIVでアバター合成 + OBSで配信
LIV+BeatSaberで負荷試験。スクショのタイミングがCPU/Mem/GPUで若干時間差があります。波が急激に下がっているところが同じ時刻なので、そこを基準に比較してみてください。
なお曲ではそれなりに負荷をかけるため「Static LightはOFF」「Reduce DebrisはOFF」、そしてそれなりにnotesが多い曲(ScoreSaberの4000-5000pp前後のレベルと想定される曲)で試験。
結果としては、曲のnotes数が特に多くなる場所では「処理落ち」することもあった。ただほぼ処理落ちしていない。なお、そのタイミングのCPU負荷は、8Coreのうち1Coreで80%に到達したものもあるが、CPU全体平均としては65%前後。ただし負荷グラフの波の起伏が大きく安定していない。GPU/Memは波が比較的安定しているし、絶対値も極端に高いわけではないため余裕があるように見える。
CPU
MEM
GPU
②BeatSaber + LIVでアバター合成
見方は①と同様。OBSがない分CPUも負荷が若干軽めに見えますね(10%程度軽い)。Memは①と同様。GPUも10%程度軽いように見えますね。CPUの上下動が少ない。
なお、体感的には「処理落ちなし」です。
CPU
Mem
GPU
③BeatSaber + LIVでアバター合成 + OBSで録画
録画をすると、GPU絶対値は①並みに上がりますね。CPUも上がっているように見えますが、それでもやや①よりは低い印象です。Memは同様ですね。
なお、こちらも体感としては「処理落ちなし」です。
CPU
Mem
GPU
④ VRChatで重いワールドに行ってみる(NeoShibuya)
うーんこれは意外な結果だった。Virtual Desktopで無線でPCと接続していたのですが、CPUがかなり高いですね。80-90%前後。むしろGPUは余裕がありますね。なんでだろうこれ。他のワールドにも行ってみます。
CPU
Mem
GPU
⑤ VRChatで重いワールドに行ってみる(UNDERGROUND CITY)
ここは①と似たようなパフォーマンスですね。しかし処理落ちは感じません。ただし、無線接続のため無線伝送路の遅れにより画質が落ちます。有線接続で確認したところ画質落ちはなくなりましたが、それでもやっぱりドットの粗さは気になりました。これがOculus Questの限界だと思います。
CPU
Mem
GPU