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「変革」「変容」を支援していきたい。

ビジップやWANに関わっている大学生のみなさんには、できる限り自分の時間を割いたとしても向き合うようにしてる。次世代の人材を育成したいという気持ちはもちろんのこと、彼らの柔軟な発想から生まれることも期待している。
 
どちらかというと、僕は日本の経済、産業にとって必要な人材を育てるという側面が強い一方で、その人自身にしっかりとした生きるための武器や考え方を持って欲しいと思っていて、そのバランスを取りながらやっている。
 
先日、高校の教師をしている友人と話したが、学校の先生は少し違うのかもしれない。僕は、学校は別に日本のため、産業のためにあるのではなくて、1人の人格を形成するために存在していると思っている。
 
だから、集中と選択によって、企業で活躍できる人材を育てるというのは少し違うと思っている。
とはいえ、大卒で即戦力というのは非常に魅力的で、企業もそれを欲しがっているかもしれないけど、一般的な大学生にそれを求めるのは違うよなぁと。
 
でも、求めるのであれば自分でそういう大学を作っちゃう企業群はすごいと思う。大学側に文句をいうのではなくで、作っちゃう。すごい。
 
個人的には、大学生が大学だけの学びのまま世の中に出るのは、相当厳しいと思ってるので、サードプレイス的な考え方で、WANをやってる。
だから、学業を優先してもらって構わないし、学びたい・経験したい意欲があればどんどん参加してもらって欲しいと思っている。
 
次世代人材の育成や、一人ひとりの人生に向き合うって言ってるけど、じゃあWAN以外の学生には向き合わないのか!と思われるかもしれない(いや、思う人はいないと思うけど)けど、正直そこに割いている時間がないというのも実情である。
 
だから自分たちの仲間になってくれる人のために優先的に時間を使う。これは優先順位の話であって、見捨ててるわけでもなんでもない。
 
もう少し、社会のことを知ってから参加した方がいいかなと思う人には、「まずはアルバイトを経験してきてからの方がいいかもしれない」というのも伝える。
 
ただ、仲間になってくれて、いろんなプロジェクトに参画してくれているWAN(プロジェクト)メンバーは別で、しっかり向き合う。
 
20代なのに次世代の人材育成って…って思われる人もいるかもしれないけど、歳をとってリタイアしてから…だともう遅いんですね。
自分の感覚が鋭いうちに、そしてこの20代で感じていることをどんどん伝えていきたいと思ってる。
 
WANのチャレンジは日本でも初めてのことが多いから、あんまり理解されないことも多かったりするけど、もし同じような取り組みを思いついたときに、暗闇を照らす灯火のような存在になれればと思ってる。
 
「正解がない世の中だから難しい」という言葉をいくら並べても、何も解決しない。
難しいからこそ、トライ&エラーを繰り返して、日々改善しながら邁進するしかない。
多くの人が変われない原因に、成功体験が仇になるケースも多いけど、WANは入れ替わり立ち替わりで組織がフレッシュになるので、当てはまらない。
ある意味、柔軟な発想ができる組織である。
 
今後は、WAN自身がどんどん新しいことにチャレンジしながら、関わる組織や企業さんの変わるキッカケや社内文化の変革などに寄与できればと思っている。
 
金魚鉢理論的に、成功体験を持っていない人の方が意外と強かったりする。良い意味で常識のなさを今後も活かしていきたい。

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