中咽頭がん闘病記_20241213
はじめまして。この度中咽頭がんと診断されたため自分の備忘のため、および同じ病気の方の参考になればと思い、ブログを書くことにします。
自分について
51歳男性。DX推進支援のコンサルティング会社に勤務する会社員です。
家族は妻(48歳)、長女(21歳大学4年)、長男(17歳高校2年)、フレンチブルドッグ(7歳♂)
過去の病歴としては2020年2月コロナが広まり始めた頃に前年11月の健康診断で要精密検査と言われた大腸についてポリープ切除を実施、切除したポリープが癌化していたということはあったものの、その時点で寛解と診断されました。また、コレステロール値が高く自助努力では下げられない体質であるということで薬でコレステロールを抑えています。
それ以外は風邪をひくこともめったになく基本的に50代まで健康に過ごしてきました。
中咽頭がんと診断されるまでの経緯
2024年8月下旬リンパ節に腫れがあることを自覚
9月上旬の健康診断の問診で医師に伝えたところ、押して痛いものであれば悪いものではないので、様子見でよい。しばらくしても治らなければ耳鼻科へ行くように言われる。
2ヶ月以上経っても治らないため11月8日に地元の耳鼻科を受診
抗生物質などを処方され、翌週再度受診。薬は効いてないため、エコー、採血、他の施設でCT撮影して、再度翌週受診するも、異常は見られないとのこと。改めてしばらく様子見と言われる。
しかし、リンパ節が触らなくても痛むことがでてきたため、不安を感じて耳鼻科へ紹介状を書いてほしいと言ったが、悪いところないのに紹介状は書けないと半ギレ状態で言い返された。気になるならご自身でセカンドオピニオンとして別の病院に行けばよいと。
で、翌週12月4日地元のそこそこの総合病院の耳鼻科へ。先生にこれまでの経緯を話したところ、「エコー、CT、採血などやることは一緒になると思うんですけどねぇ」と言われつつ、「あ、でもこれはやってないですね」と言われたのが、鼻からの内視鏡。実施してもらうと、先生から「今日来てもらってよかったです。悪いものがありそうです」と言われ、「中咽頭がんの疑いがあります」とのこと。疑いと言われたけど、ニュアンス的にはほぼ確定で、「ここで検査はできるけど、治療はできないので大きな病院へ紹介状書きますのでそちらへ行ってください」と言われました。
で、県立がんセンターへ紹介状を書いてもらって、翌週12月13日に受診。午前中に先生に診てもらって同様の検査をしてやはり中咽頭がんで間違いないとのこと。午後に様々な検査と生検をしてその日は終了。
翌週のPET-CTやMRIを予約して、再受診。その後ステージなどが確定診断されると思われます。
診断の受け入れについて
12月4日地元の総合病院で言われたときは、「えっ」とは思ったものの「俺のところにも来てしまったか」みたいな感じで割と落ち着いていた気がします。というのも、我が家は妻が7年前に乳がんのステージ3Cを経験していたため、がんとの向き合い方、闘い方については経験があったためだと思います。前回妻ががん診断受けたときは、初めてのことで、ネットで色々調べたり、書籍を購入して知識を身に着けようとしたものの、偏った情報や誤った情報(情報源が古い)が多かったです。また当初は原発巣がわからずリンパ節転移のみで原発不明がんとして扱われたこともあり、原発不明がんについては悲観的な情報が多かったため、悪夢を見たり立ち眩みしたりするなどの恐怖を感じました。しかし、その後正しい情報の見極め方、がんとの向かい方などを学習して身につけたことで、途中転院するなどの判断を経て、寛解を得ることができました。よく言われることですが、「がんは情報戦」というのはその時に実感しました。
ということで、初めてがんと言われる人に比べて、比較的落ち着いて対応できたと思っています。
家族への告知は12月5〜6日で妻と娘が一泊で旅行に行くため、前日に伝えたら楽しむことができないだろうと思い、旅行後の12月7日土曜に妻に伝えました。妻は自分が経験済みであることもあり、今度は自分が支えると言ってくれて頼もしかったです。経験者マウントを取ってくるところがうざいとか言い合って明るく告知できました。子どもたちへはがんセンターへ行く前日の12月12日に伝えました。まずは大人である21歳の娘に伝え、そのうえで17歳の息子に伝えました。妻が明るく頼もしく伝えてくれたので、暗くならずに家族で一緒に乗り越えていこうという気運が高まりました。
今後について
先生からは「リンパ節の腫れが大きいので、強めの治療になると思う。」と言われました。事前に入手した情報通り、放射線と抗がん剤とのこと。ワンチャン放射線のみでいけないかと期待したけど。。同じ病気の方のブログやYoutubeを見ると、かなり過酷な治療になるような印象を受けており、それに対する恐怖はあります。特に味覚障害は必ず起こると言われました。治療中にしっかり食べている人は味覚障害からの回復が早い傾向があるとのこと。食べることが好きな自分としては、それをモチベーションになんとか食べることを頑張ろうと思います。
また、お酒は今日から一滴も飲まないように言われました。治療中に飲んでることがわかったら信頼関係が損なわれるので治療はその場で中断すると。お酒が好きな私としてはそれに軽く絶望しました。あとから先生の名前でエゴサするとFacebookでうまそうにビール飲んでるじゃないか…。
そのあたりも含めてありのままにブログで報告できればと思います。