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中咽頭がん闘病記_20241220

前回中咽頭がんの診断を受け、生検や他の様々な検査、今週のPET-CT、MRIを経て、本日改めて医師の診察でした。生検の結果、中咽頭がんは確定、リンパ節への転移でとどまっており、遠隔の他の臓器への転移はなかったとのこと。ただヒトパピローマウイルス検査の結果がまだわからず、ステージの確定診断には至っていません。先生の見た感じではおそらく陽性だと思うので、その場合ステージ2になるとのこと。しかし、リンパ節の腫れが大きいこともあり、治療としては先週言われた通り、ステージ3相当の抗がん剤+放射線治療(化学放射線療法)になるそうです。リンパ節転移がある中では、2番目に軽い診断になったのではないかと思い、妻ともどもホッとしています。(1番期待したのは放射線治療のみだったけど、そうはいかなかった)

その他、甲状腺におそらく良性だけど腫瘍があったり、腸の憩室が見られたり、がんの治療の前にまだいろいろ検査があるようです。がんセンター内の口腔外科の予約も入れられていました。どうやらがん治療の前に歯の治療も必要だそうです。

治療のスケジュールと仕事との両立

がん治療のスケジュールは抗がん剤治療のために投与前日から10日間入院して、その後退院で1クール、最初の投与から3週間後に改めて入院〜退院を合計3クール行うそうです。実質60日の治療だけど、副作用の出方や腎臓にダメージを受けたら継続できなくなるので、それによって延びる可能性もあるとのこと。
でも、とりあえず治療の方針が定まったことで、会社に対しても具体的な報告ができるので、よかったです。
当初はリモートワークであることから働きながら治療することを考えていました。先生によると普通は働きながらできる治療ではないけど、リモートワークならできないこともないかも、ただやっぱり普通のパフォーマンスは発揮できないと思うので、仕事の内容を調整する必要はあるとのこと。
1クール目は大丈夫だと思うけど、2クール目以降はきつくなりそう。そう考えると、1クール目は入院も含めて半分程度の稼働として引き継ぎをして、2クール目以降は休職したいなぁという考えになってきました。妻は休職してしまうと、復帰したときにブランクからくる疎外感や無力感を感じるのではないかというのを危惧して、細々とでも働き続けた方が良いのでは?と言ってきたけど、会社としても動けるのか動けないのかその時にならないとわからないような社員は扱いづらいと思うんですよね。なので、2クール目以降はいないものと思ってもらった方が良いと上司には伝えました。

今週の振り返り

PET-CT

月曜日にはじめてPET-CTを受けました。当日は7時までに食事を摂ることと言われていたので、余裕を持って朝6時に食べ終わるように調整しました。こんなに朝早く食事を摂るなんて、早朝出発の旅行に行ったとき以来です。
病院に着いて、採血+検査薬を静脈注射で投与。その後、薬が全身に行き渡るようにリクライニングチェアで1時間待機。スマホも持ち込み可ではあったものの、地下の隔離された場所だったので圏外。。念のため文庫本を持っていったのでそちらで待ち時間を過ごしました。
時間が来たら部屋に呼ばれて、造影剤を投与。じんわり体が温かくなりました。撮影自体は15分ほどだったかな。
その後、会計が高くてびっくりしました。(事前に高いとは言われていけど)

MRI

木曜日はMRI。食事を摂るなら朝5時までとのことだったので、さすがに検査前の食事は断念。食事を摂らずに病院へ行き、だいぶ早く着いたけど、受付をしたらそのまま検査場へ案内されました。
検査着に着替えて、数分待ってから磁場のある部屋へ案内されました。PET-CTより厳重な場所という印象で、検査自体も大きな音が出る機械に通され、10分間動いてはいけない(痒くても掻いてはいけない)、10分経過後造影剤を投与され、そのまままた10分程度機械に通されました。閉所恐怖症の人には相当つらいのではないかと思います。

まだステージが決まらず確定診断ではありませんが、これらの結果から上述の診断および治療方針になりました。
辛い治療になるかもしれませんが、しっかりこなしていこうと思います。

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