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中咽頭がん闘病記_映画「はたらく細胞」を観た(抗がん剤治療に備えて)

抗がん剤治療が始まると白血球が減るということを知ったときに、映画「はたらく細胞」がまさにそういうテーマの映画であることを知り、見に行きたいと思い、本日観てきました。
ネタバレになるので、詳細は伏せますが、細胞を擬人化して体内を舞台に外敵であるウィルスや細菌に対して体内の細胞がどのような働きをしているかを表現した作品です。案の定、抗がん剤や放射線治療によって体内の正常な細胞も攻撃されてしまうという描写もありました。
映画自体は前半はかなりコミカルで笑える内容、後半は一転して体内の細胞たちが異常細胞と戦うシリアスな展開で、子どもに見せて大丈夫かなと思うようなグロい描写もあったりしますが、最終的には泣ける感動作で、観客動員数のランキングでも3週連続でトップらしいです。「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」と同じ監督ということもあり、ストーリーや演出、キャスティングもよくて、あの手の映画が好きな人にはかなり満足度が高い映画だと思います。
観客はやはり親子連れや若い人が多いのですが、私が観た限りどう見ても永野芽郁さんや佐藤健さん目当てではなさそうな年配の方も一定数いたような気がします。もしかすると私と同じ目的で観に来たのでは?と思うような層の方です。
前半のコミカルな面では、芦田愛菜さんの体内はディズニーランドのような楽しく整然とした秩序ある場所であるのに対して、父親役の阿部サダヲさんの体内は、昭和の飲み屋街のイメージで、不摂生な生活習慣によりそこで働く細胞たちはブラックな労働環境で働かされているというような内容でした。確かに私も50歳を過ぎて、お酒大好き、揚げ物や肉も大好きで運動不足、今はやめたけど昔はヘビースモーカーだったという私の体も似たような状態なのかなと思わされて、がん診断と同じく生活習慣を改めるきっかけになりそうです。ちなみに映画公式HPのLocationMapによると昭和の飲み屋街のロケ地は新横浜ラーメン博物館だそうです。なるほど。
生活習慣改善の他に、体内の細胞の働きについて学ぶことができ、抗がん剤や放射線治療で体内で何が起こるのかがわかりました。
治療が始まる前に見ることができてよかったです。抗がん剤や放射線治療している人以外でも、生活習慣改善のきっかけになると思うし、学ぶことも多いと思うので、おすすめします。


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