どうしても「テープ起こし」。
どうも、名古屋のフリーライターの平井です。
僕は、もうじき47歳を迎えそうなおじさんです。
この世代は、ちょうどデジタルとアナログが混在する稀有な時代を生きてきた気がします。
音楽を聴くための記録媒体ひとつを取ってみても、カセットテープからCD、MDへ…と進化を遂げ、現在はスマホで聞くのが当たり前になっています。
カメラマンさんの「フィルムからデジタル」に比べると、ライター界隈はそこまで劇的に変わっていない気もしますが、それでも色々と変化しています。最近でいえば「生成AI」が劇的な変化をもたらしそうな気配が漂っていますね。
さて。
そんなアナログ時代の遺物として、どうしても僕の頭から離れないのが「テープ起こし」。
そう、カセットテープ時代の「文字起こし」のことです。
一度染みついた呼び名というのはなかなか抜けないもので、冷静に考えれば「いやいや、ICレコーダーを使っているんだから”テープ”じゃないじゃん!」と分かるんですけど、なんだか一呼吸置いて考えてからでないと「文字起こし」というワードが出てこない。
これが「徐々に年を取る」ということなのかもしれませんね。
で、ふと思いついたのが「もはやいっそのこと、テープレコーダーを取材に持っていったら、周囲は一体どんな反応するんだろう?」ってこと。
「やっぱりテープレコーダーだよね。音質に味わいがある。これで聞いていると原稿も不思議とはかどるんですよ!」みたいなことを口走りながらインタビューしていたら、少しは大御所ライター感が出るかしら?
今度、時間が空いたら、久しぶりに書庫の機材置き場を探してみることにします。まだ動くかなぁ~。
ただ、大御所を出そうとしている時点で、小物ライター確定でしょうね。