つい最近、Xを見ていたら、「これはどういうことなんだろうか?」と気になるポストを見かけました。
それは、英ケンブリッジ大学の博士課程を修了し、博士号を取得したアリー・ルークスという女性が博士論文を手に持っているという、特に問題があるとは思えない画像をめぐる論争です。この画像に批判や怒りのメッセージが寄せられて炎上したというのですが、いったいどういうことなのか、以下に米経済誌フォーブスの記事(2024年12月2日付)の要旨をまとめます。
画像:X
学術をめぐる議論の中で「文学部不要論」を含めた文系学部の廃止という話が出てくることもあり、前述のルークス博士のポストへの反応は、一般のネット民の情報エゴ感覚の肥大化やダニング=クルーガー効果といったキーワードを含む象徴的な事例だと思います。
【参考】「文系不要論」に対する「意外で明快な答え」…じつは「人文学の研究」が「世界から減らしているもの」