【噛んで砕こう英単語】単語「Contamination」
皆さんこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
先週、3月11日は東日本大震災から11年でした。
どんなに凄惨な災害でも人々の記憶からは徐々に風化されていってしまいますが、一度失ったもの・起こってしまったものは取り返しがつかないということを忘れてはいけませんね。。。
Yahoo!ニュースで、汚染水のタンク容量があふれる可能性が高いとの報道を見つけました。これもまさしく震災の影響です。
一個人として、私にとってはどうしようもないことですが、興味を少しでも持とうと思い、『汚染』という意味の言葉、Contaminationについて噛み砕くことにしました。
不謹慎にならないようにしつつ、タメになるようにお伝えしていきます!
Contaminationの意味
受験英語ではかなり混乱を招くこのContamination。
やはり汚染というとPollutionを思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
せっかくなのでPollutionも調べてみました。
かなり限定的な使い方ですね。公害で定義されている水質汚染や大気汚染に使われるのには相応しそうです。
先述の汚染水の場合はpolluted water、contaminated waterとどちらでも使用できますが、Contaminationについては毒性のものが入る以外にも『望ましくない、または危険なもの』が混じる場合にも使われるようです。
例えばアサリを食べてガリッと砂を噛む時。
望ましくないですよね?それ、Contaminationです。笑
スープに虫が入っている!タンパク質GET!…これは大損だ!
望ましくないですね。これもContamination。
などなど、かなり広義で利用できるのがこの単語です。
Contaminationを噛み砕くと
CON (接頭辞:共に)
TANG (触れる)
-ATE (動詞化:~させる)
-ATION (名詞化語尾)
→共に触れる状態にさせること
→汚染、混濁
調べてみてびっくりしたのですが、ラテン語のTangōが語幹にあるんですね。これはそもそもTACTといった語幹にもつながるので、コンタクトレンズのContactはContaminationと全く同じ語源だということです。
また、数学の正接と呼ばれるタンジェントも、Tangentで語源は同じです。正に接する…触るという意味ですね。もちろん、英語のタッチ(Touch)もこの語源です。
Contaminationという言葉自体は、大勢の人が触れるようになった→不純物も混じるようになったというイメージで出来た言葉ではないでしょうか。
例えば水。川に流れているものを直接飲むのが一番清浄ですが、そこからダム・浄水場を通り、水道管を這って蛇口から出てくるという大勢の工程を経ると不純なものが混じる可能性も出てきます。
じゃあお前、Contactとの違いはどうなんだ!と聞かれますと…
…すみません、宿題にさせてください。笑
(検索してみたのですが、文字列の関係で「コンタクトレンズに異物混入した」的なウェブページばかりヒットしてしまい…)
でも、コンタクトを取るという言葉からもわかるように、この言葉は双方向からの接触がイメージにあると思います。
A →← B こんな感じで。
まとめ
汚染(Contamination)と接触(Contact)の語源は一緒!
という話をしました。
でもよく考えてみたら、自分の家のコントローラーを友達が汚い手でベタベタ触られたら、嫌ですよね。汚染だと思いますよね。
ということで、Pollutionとの違いもはっきりしたところで今日は終わりにしたいと思います。
ちなみに、コンタミネーションと言葉の似ているターミネーション、これは全く語源が違うのでまた解説させてください!
では、I'll be back!(それはターミネーター)
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