水島さんの交換日記#170「酒は三献に限る」
どうも!
水島ひらいちの涼です!
前回の日記はこちら。
これはいいことを聞いたわ。
俺も仕事には数多くのモチベーションを搾取されとる気がするけん参考にさせてもらおうかな。
人を知るは酒が近道という格言があるんじゃけど、ほんまにその通りじゃなと思うよ。
会社の人なんかも杯を交してようやく仲良くなれるよな。懇親会とはよく言ったもんじゃな。
大学生の時を思い返すとこのお題に則したエピソードがしこたまあるんじゃけど、今日はちょいと別ベクトルの一夜限りの友情の話をしようかな。
2年くらい前じゃったかな。
まだ東京に住んどった時なんじゃけど、知人3人と飲んどったんよ。
こじんまりした個人経営の居酒屋に入って、一席空いとったけんそこに通してもらった。
カウンターが5席、4人がけのテーブルが3席の店じゃな。
テーブルはこんな感じで隣の人たちとの距離がやや近いタイプ。
真ん中の席が俺らで、若いカップルと男2女2の大学生に挟まれながらしっぽり飲んどった。
そしたらいきなり満席のカウンターがえらい騒ぎ出した。
「どしたんじゃろう?」と思いながらも、楽しそうに盛り上がっとるな程度で考えとったらいきなり日本酒のビンがカウンターから回ってきた。
どうやら店長の誕生日だったみたいで、常連さんがお祝いしにきとったらしい。
それでなんか店もいい酒を用意しとったみたいで、せっかくじゃし皆で飲もうってなって下民の俺のとこにも酒が配給されたわけじゃ。
そしたらその瞬間大学生4人組の女子二人が「もう終電だから帰るね〜」って。
確かに夜遅かったけん別におかしいことはないんじゃけど、男二人になってから「マジか〜」みたいな感じで自棄酒のごとくピッチをあげていった。
バースデー酒も一瞬で飲みほした。
そしたら急に俺に絡んできた。
そいつはめちゃくちゃ酔っ払っとったんじゃけど、どうやらナンパした女の子と朝まで飲むつもりじゃったけど、なかなか盛り上げられず帰られたとのこと。めちゃくちゃ可愛いかったのにすごい残念じゃと落ち込んどった。
なんで俺にこんなに話しかけてきたかというと、その時俺はたまたま女性二人と飲んどってそれが羨まけしからんと。
女成分なくなったんで一緒に飲んでくださいと。そんな感じ。
それでまぁ、俺も酔っとったし話してみたら面白いやつじゃったけんしばらく一緒に飲んでみたんよ。
そしたらその大学生がいきなり大声で「店長〜さっきの酒飲みたいです!!」って。
でももう飲み干したみたいで、別のにしてくれって言われたら「じゃあこの店で一番強い酒を!!2つ!」と。
テキーラが2杯きて、大学生が友達と2人で飲むんかと思ったら1つは俺に渡された。今日の出会いに乾杯しましょうって。
しかも奢ってくれる感じじゃった。
それはありがたく受け取ってイッキをさせてもらったんじゃけど、さすがに大学生から奢られるのもと思って俺がお返しでまたテキーラで乾杯した。でもこれじゃまだイーブンじゃけん社会人としてもう一杯奢ることにした。
そしたら楽しくなってきて、2人でテキーラ16杯くらい飲んでしもうたんよ。
もちろん全部奢ったみたいなんじゃけどお会計の時の記憶がございませんじゃったわ。
次の日は一日中ゲロ吐いて過ごした。喉ちぎれるくらい。
何故かその大学生とは連絡先交換せず店長のラインを教えてもらったんじゃけど、恥ずかしいしたいして美味くもない店じゃったけんその後行ってない。
社会人にあるまじき飲み方をしたなとは思うけど、学生の頃って毎日こんな感じじゃったなと少し懐かしい気持ちになれたな。
もう二度とやらんと心に決めたけど。
酒は飲んでも飲まれるなとはこのことじゃ。
最後になるけど、友と酒は古いほどいいということわざがあるんよ。
やっぱり八重と飲む酒が一番楽しいわ。
ゴールデンウィークにはまたまたオンラインで飲もうや。
〈次回のお題〉
俺らの生まれ故郷である岡山は観光地としてのレベルが高いわけではないけん、なかなか名物が世に羽ばたかんよな。桃やマスカットが有名だったり、きびだんごはお土産の定番だったりはあると思うけど。もし岡山の名産で好きなものがあったら教えてや。
ちなみに俺はこの前帰省した時に久しぶりにえびめしを食べて美味しくて感動したわ。
前回の涼の日記はこちら。