水島さんの交換日記#207「我が故郷の誇り」
どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
前回の記事はこちら。
うわこれめっちゃ涼の感じするわ。わかるわかる。
あと確か涼がガチで笑う時って人差し指が口の前に来とるよな。それ見て俺は「これは愛想笑いじゃのうてちゃんと笑ってくれとるわ」とニンマリしとるで。笑う時の癖は俺も結構あるけん見透かされんようにせんと…。
親元を離れて自炊しとったら基本的に季節感のないメニューばっかりになる。こればっかりは実家暮らしの時の栄光なんよな。
料理っていうよりも食材にはなるけど、毎年実家から送られてくるものについて話そうかな。
<我が故郷の誇り>
うちの父親は自営業をしとって、毎年盆とか正月はお中元・お歳暮で色んなものがウチに届く。それ以外にも仕事の付き合いで得意先にお土産を買って送ったり、旬の味が届いたりすることもしょっちゅうある。
うちの実家は父親と母親の二人暮らしじゃけん、今でもそういう食材が送られてくると季節を感じたりするんよな。
その中でも特に毎年貰っとるのが
ニューピオーネ。
岡山が誇る種無しブドウの有名ブランド。
「ピオーネ」はイタリア語で「パイオニア(先駆者)」を表す言葉で、種が無くて身が詰まっとる美味しいブドウを目指して作られた。
…というだけあって、ほかのブドウと明らかに一線を画すくらいに美味しいのがニューピオーネなんよ。皮も綺麗に剥がれるし、シャインマスカットと人気を二分する岡山の人気者じゃな。
岡山県民全員が毎年ブドウにありつけるわけではない(一房1,000円も2,000円もする)なかで、うちの家庭はここだけはすげぇ恵まれとった。
おかげさまでブドウに対する舌はかなり肥えとって、「美味しいから食べてみて」って渡されるブドウは7割美味しいと思わん。
(美味しいと感じるハードルが高くなっとるのは幸せではない気もする)
この話にはちょっと切ない続きがあって、
最近は仕事を引退しようとしとるらしい。じゃけんお土産もあんまり届かんくしとるっぽくて、去年の秋にくれたニューピオーネは母さんがわざわざお店で買ってくれとったんじゃって。
今年もくれるって言っとるけど、なんか申し訳なさすぎて断らんとおえんなぁ、と思いつつ。
でもあのブドウの味を覚えた以上はやめられん…完全にギャンブル中毒者みたいな感覚。笑
<次回のお題>
泊まりに行く、遊びに行く、トイレを借りる…なんでもええけど、人の家って軽いカルチャーギャップをを感じる瞬間でもあるよな。
俺は友達の家に入るときに香る匂いを嗅いで、その友達がどんな柔軟剤使っとんかがわかる瞬間が好きなんじゃけど、そういう話を聞かせてほしいで。
こんな変な家に住んどる友達がおったとか、ガサツなやつじゃけど家がピカピカで脳がバグったとか、そういう話も面白そうじゃな。
\こっちも見られーよー/