【共同執筆】未来の話をしよう#2

https://note.com/hiraich/n/n70feb20449a1

（前回の記事はこちら）

八重：
ホログラムは随分前から構想があるし、そろそろ出てきてもおかしくねぇよな。プロジェクションマッピングの技術があるし、スマホが腕時計になったりしとるくれぇじゃけん。
複数の方向からプロジェクターで特定の色の光を映して、補色で打ち消し合ったり別の色を表現したりっていうのができそう。でもこれじゃったら特定の場所でしかホログラムが再現できんけん、そのうち革新的な技術でどこでもホログラムとか映せるようになるんじゃろうな。

洗濯機に掃除機…生活家電の類じゃな。
この辺は昨今でオートメーション（自動化）が実現されたけん、次は圧倒的な小型化が進むんじゃねんかな？
核家族化じゃったりミニマリズムじゃったりで省スペースがニーズとしてありそうじゃし、掃除機がスマホと同じサイズになったり、洗濯機が畳める素材になったりするのは面白そうじゃで。

ちなみに俺から聞きたかったのがトイレなんじゃけど、何か思いつくものある？
今って蓋が自動で開閉したり、泡で自動洗浄したりするのが新しい技術じゃが。トイレって、一人でホッとしたい時に最適な空間じゃけんもっと進化してくれるのを願うんじゃけどな。

涼：
トイレはまだ改良の余地ありそうじゃな。
とは言え機能面ではこれ以上のことを求めるのはちょっと酷かもしれん。じゃけんトイレそのものだったり、空間を進化させて行くって発想がええかな。
トイレに使われる材質と言えば昔は陶器一択じゃったと思うけど、今は各社色んな素材でトイレを開発しとるんよな。ウォシュレットを開発したTOTOのセフィオンテクトとかLIXILのアクアセラミックとか。すごい清潔に使えるってのが最近のブームらしいけど、もっと座り心地とかにこだわってみるのもえんじゃねぇかな？
清潔に使えるのは大前提で、ゴム性のトイレとか。あと高さや傾斜を調節出来たり、なんなら小便器にフォルムチェンジ出来たりしてもええな。
後、汚い話じゃけどその日の体調とかも判断出来るようになるかもな。
『ホンジツハカイベンデス。タイチョウニモンダイハアリマセン。』
『ヤヤナンベンデス。イチョウノヨウスガオカシイカモシレマセン。』
『クサイシネ』
みたいなな。

俺もトイレの話は盛り上がると思っとったけん八重もなんかあれば教えてや。あと風呂とかももっと進化させてぇわ。

八重：
トイレが一番ホッと出来るスペースの人にとって、AIから『クサイシネ』って言われた日にはマジで首吊る可能性あるけんマイルドに言ってほしいところじゃわ。
でも確かに、便座に重さセンサーが設置されとって「誰が利用したか」が分かるようになれば、活動量計と連動してトイレのタイミングとかで健康ステータスが判るようになるかもしれん。そのうちグーグルがうんこ情報をトラッキングして、自分にぴったりの広告とか出し始めたらディストピアじゃ。

ちなみに俺が未来のトイレに求めるものは、「清潔感」じゃな。
俺は全てのトイレで座りションをするようになって久しいんじゃけど、やっぱり立って用を足す男性が使ったあとのトイレって飛び散りが半端ねえんよな。あと20年もしたら『（室内含め）人間が一切掃除しないトイレ』っていうのが出来ると踏んどるわ。
風呂はそうじゃな…「使う水の量何とかならんのん？」っていうのと「大の大人が足を伸ばせて寛ぎたい」っていうのを両方解決する風呂として、形状変化型の浴槽とかが流行るかもしれん。
シャーペンのアルファゲルみたいな、めっちゃ柔らかい素材に体全身を入れて暫くしたら、浴槽の形がそれにフィットして自分が一番寛げる体勢に出来る。ほんで、その浴槽にお湯を張ってバスタイムをエコに楽しめるっていうの。

（続く）