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【噛んで砕こう】微アルコールとお酒との付き合い

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

皆さんはもうビール検定を受験しましたか?
本日10月28日(金)が受験申し込みの締め切りですので、
この記事を読んで興味が湧いた方はぜひ申し込んでみてください^^

さて、ビール検定はテキスト以外からも出題されることが多く、
最近のトレンドや新製品、ニュースを幅広く知っておく必要があります。

今日は、私のヤマ勘で(笑)そういった範囲の話題をチョイスしてみましたので、試験範囲と違う!と目くじらを立てずに読んでみてください。
もちろん、文化的背景はビール検定にも関わってくるところです!

コロナウイルスとお酒の飲み方の変容

新型コロナウイルスが2020年から流行し始めて、飲食業界に大きな影響を与えました。
飲食店がテイクアウトを行うようになったのと同様に、お酒については外飲み需要が減って「家飲み」という言葉がよく使われるようになりました。
(最近は徐々に外飲みも戻りつつありますね)

そんな中で、アルコール度数のトレンドも変化が生じます。
一昔前は「簡単に酔える」高いコスパのストロング系(高アルコール)が人気だったのですが、
『リモート飲み会で周りとお酒を合わせる必要がなくなった』
『家でゆっくり飲むならすぐ酔わない方がいい』
『そもそもお酒を飲まなくても家で楽しめる』

などの声が上がるようになってから、ノンアル・微アル系(アルコールがゼロ~1%未満)商品が出てくるようになりました。

そもそも酒税法の定義に従うと、アルコール度数が1%未満であれば「お酒」として定義されません。酒税もかかりませんので、各社がノンアル飲料や1%未満の微アル飲料を出しつつそういったトレンドをキャッチしていっているのですね。

微アルコールビールの登場

そんな中でかなり話題になったのが、アサヒビールが2021年に発売した微アルコールのビール、『ビアリー』です。

現在は「香るクラフト」というフラワー系のテイストと、
期間限定でIPAのテイストも販売されています。すばらしい…。

そもそも何が凄いかというと、元来ノンアルコールビールというのは日本で『一度ビールを作って、そこからアルコールを抜く』という製法で作れないんですよね。(法律が絡んでくるそうなのですが、ここでは割愛)
そのため、ノンアルコールビールってどうしても「ビールっぽい味の何か」という飲み物の印象を持たれてしまいます。
ですが、こちらの微アルコールはその『一度ビールを作ってアルコールを抜く』製法を利用して、ビールの味を保ちながらもアルコール分を減らすことに成功したもののようです。味は本物のビールですし、酒税がかからない分お安く販売もできるので需要が高まっているのでしょう。

ちなみに、追随して出てきたのはサッポロビールの「ドラフティ」

大手メーカー以外でも微アルビールを出しているメーカーもあり、『よなよなエール』が爆発的な人気を誇っているヤッホーブルーイングも『正気のサタン』をリリースしたのは記憶に新しいです。

このサイトを眺めていると、ビール好きが集まってできたんだなぁとニヤニヤしてしまいます。めっちゃ長いので暇なときにご覧ください。笑

スマートドリンキング

そしてそして、微アルを語るうえで重要な考え方を紹介します。
『ビアリー』をリリースしているアサヒビールが提唱している、スマートドリンキングという考え方があります。

今年に発表されたことも多いので、試験範囲に重なるかは微妙なところですが…スマートドリンキングという考え方は知っておいて損はありません。

スマドリのページより

上記画像の通り、スマドリではお酒との付き合い方について明確に書かれています。各個人が自分のペースで、好きなお酒を楽しみましょうという哲学を感じますね。

スマドリのページより

また、アサヒビールの取り組みについても明確に掲げられているので、ここで目を通しておきましょう。
注目すべきは②「2025年までに、アルコール分3.5パーセント以下の商品を販売容量構成比20%」に引き上げるということです。全社的に微アルコール商品を強化しようという取り組みが見て取れますね。

まとめ

コロナ禍での家飲み需要、微アルコールビールの台頭、そしてスマートドリンキングについて書かせていただきました。

私はまだ「酒に飲まれて酔っぱらう感覚」が好きでお酒を飲んでいるフシがあります。しかし、そういった考え方も古くなっていくのかな…と思ったりする今日この頃です。
皆がお酒の場を楽しむためには、自分の価値観を押し付けるのではなく一人一人の価値観に合わせていくのが大事だということ。
これってお酒に限らず考え方のトレンドでもありますね。

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