【ミニコラム】『喀血』という漢字から紐解くオノマトペ
どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
皆さんは、喀血してますか?
咳をした表紙に口から血が出ることを喀血と言います。
ですので、もし喀血したらすぐに病院に行って下さい。笑
さて、喀血の『喀』という字、普段あまり目にすることのない漢字ですね。
口偏に客ということで、どういう意味なのか調べてみました。
漢字ペディアによると、喀という字は
『のどにつかえたものを吐く』
といった意味があるようです。吐の字が喉から下にあるものを戻すことで、喀の字は喉にあるものを戻すことという区別があるのでしょう。なるほど。
ではなぜ『客』が旁に使われているのか。
客には招かれる人の意味はありますが、これはあくまでも『人』ですので喀の旁に使われる由来にはならないような気がします。
そこで考えたのが、この喀が、実はオノマトペではないかという説。
喉に魚の骨が刺さった時に、ゲホゲホというよりカッ!カッ!と喉を鳴らすようにして骨を抜こうとした経験がある人は多いと思います(私だけ?)。
また、タンを吐く時も「カーッ、ペッ!」と喉を鳴らしますよね。
(私はやりません)
この「カッ」が、そのまま喀に繋がったとしたら理解できます。
もし皆さんは喉に骨が刺さったら、『喀』を思い出してみて下さい。
ではよき漢字ライフを。