【ことばの不思議】「電」と「雷」って漢字似てない?→そりゃそうか
どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
今日は「噛んで砕こう」シリーズを少し噛み砕いて(?)、言葉の不思議について迫ってみたいと思います。手抜きじゃないよ!
起承転結を意識した構成をしてみましたが、別に何か絡繰りがあるわけでもないので、あまり気にせず読んでください。笑
起 ~ごあいさつ~
皆さんは『この漢字、紛らわしいな…』と思うこと、ありませんか?
有名なところでいうと、『萩原さん』と『荻原さん』。
かの有名な「はぎわらさん、おぎわらさん問題」なのですが、これは更に「はぎわら/はぎはらさん、おぎわら/おぎはらさん問題」という発展形に昇華することさえあります。
杮落としは「柿」の漢字と違うという豆知識もよく使います(?)よね。
承 ~問題提起~
ところで、雷という漢字と、電気の電の字もよく似ています。
こちらは、意味すらほとんど一緒です。
空から降ってくるか、指先でパチっとくるかの違いだけ。
しかし、なんでこんなに似ているのでしょう?
調べてみました。
転 ~調査報告~
■電の由来
雨冠はそのまま雨を表します。
下の要素は申から来ているみたいです。
ちなみに申は稲妻の意味を表します。
にょろりは何やねん。にょろりは。
■雷の由来
こちらは雨冠と、
下の田は田畑を表すのではなく、ゴロゴロという音を表したのだそう。
確かに「ゴロゴロ」ってカタカナで書いても、
田の字に辿り着けそうですよね。
「ロコロコ」だと一番スムーズに「田」になりそうです。
ロコ
ロコ → 日日 → 田 みたいな。
■両者の違い
どちらも雷自体を表すのですが、雷は雷鳴(音)のことを、電は稲光のことを指すようです。
結 ~おわりに~
まとめると、どちらもカミナリであることには変わらないみたいです。
雷電というセットで使われて、初めて稲妻を表していたみたいですね。
電気の発見と発展によって、リヒテンベルク図形みたいにはっきり認知できるようになってから人々のイメージがハッキリと分かれたと推測されます。
ちなみに、英語で電気を表すElectricityは、琥珀という単語から来ているみたいです。琥珀をこすったら静電気が起こったことから、それがラテン語へと流れたとのこと。
昔の人もちゃんとコスって立たせてたんですね。
(雷だけに、オチたらヒドイ…)
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