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「つかう目線」でイベントも企画・運営

平井貴大です。
山口大学医学部医学科3年生で、株式会社Lognite代表取締役並びに株式会社UBE COL代表取締役を務めています。

医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに情報発信するのを目的にnoteでの投稿を続けています。

ここでの投稿活動をきっかけに、思いを共有できる皆様と事業や活動をともにできるようになりましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

山口県長門市 湯本温泉

ことし3月、東京都中央区にある「東京ミッドタウン八重洲」5階の「POT LUCK YAESU」を訪問しました。ここは大手不動産・三井不動産とビジネスメディア・NewsPicks Re:gionが運営する「地方経済創発プロジェクト」実現の場です。
ここで挨拶をさせていただいた関係者から「山口県から訪問しているなら、長門市の湯本温泉は知っているか」と質問されました。山口県で生活を始めて約1年。宇部市の地域活性化に携わるようになってから半年時点の私にとって、湯本温泉は「聞いたことがある観光地」程度の認識でした。
POT LUCK YAESUのマガジンで湯本温泉について取材・掲載する予定だということでした。

そして先月、長門市にある湯本温泉を訪問。記事を読んだ上で観光してきました。

地域が崩壊する危機感

記事によると、長門温泉が団結した一つのきっかけになったのは、創業から150年続いた老舗旅館の廃業。
しかし訪れた温泉街には、地方の観光地に漂う「寂れた」様子はありませんでした。記事で紹介されているように、温泉街を流れる川では家族連れが水着姿で遊んでいる姿も見られます。

旅館が立ち並ぶ温泉街

川に沿った道路脇には、写真のようにスタイリッシュに見えるベンチが点在し、「古い温泉街」ではなく、令和向けにアップデートされているように感じられました。

大切なのは「つかう目線」

記事の中で注目したのは、新しい施設をつくるのにあたって重要な「目線」です。NHK記者時代から、行政による「箱物政策」は目にしてきました。「本当に必要な施設なのか」という市民の声。それに対して、十分に納得感を与えられない行政側の答弁。

この原因を指摘しているのが「つかう目線かどうか」だと啓発された思いです。

記事引用

「つかう目線」は箱物だけはない

翻ってこの観念を宇部市のまちづくりに転換できないか。現状、私が所属する学生団体や企業が携わらせていただいているのは、イベントの企画や運営です。こうした行政が主催・共催・後援などする地域活性化を目指すイベントにも「つかう目線」は必要なのではないでしょうか。

もちろんイベントは構造物ではないので、建築するわけではありません。しかし、経験上、こうしたイベントも「それ単体の設計」から始まりがちで、まちとしてどうやって運営していくのか、どうマネジメントしていくのかという課題感が少なくとも共有されないまま事業が走っている印象があります。

そのイベントを使って、まちをどのように運営していくのか、マネジメントしていくのか。「箱物イベント」にならないように工夫しながら、事業の企画や運営にこれからも関与していきたいと改めて認識しました。

皆様のご意見をお聞かせください。
投稿を始めてから2週間余りが経ちました。知人や友人、関係者の皆様からコメントやメッセージいただいています。また情報提供なども有難うございます。

次回以降も、再び医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに投稿を続けていきます。あすもどうぞ宜しくお願いします。

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