地方で報道機関を活用するには
平井貴大です。
山口大学医学部医学科3年生で、株式会社Lognite代表取締役並びに株式会社UBE COL代表取締役を務めています。
医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに情報発信するのを目的にnoteでの投稿を続けています。
ここでの投稿活動をきっかけに、思いを共有できる皆様と事業や活動をともにできるようになりましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
目に止まりやすいプレスリリース
おととい(8日)の投稿に続き、「記者クラブを活用する」という観点からの記事です。記者クラブには、報道機関各社が机を設置してあり、ここでデスクワークする記者が定時的に確認するボックスが存在します。記者クラブを管理する自治体職員などに声をかけて、このボックスに資料を投げ込めば、報道各社の目にとまるという一連の流れがまず重要です。
ただし資料を投げ込むだけでは、ニュースとして取り上げられるのに対して、なかなか難しいのが実情です。
そこで気をつけていただきたいのは「ニュース性」です。
ニュース性とは
新卒で報道機関に就職した新人記者であれば、上司に当たるデスクに必ず一度は言われた経験がある言葉「ニュース性」。取材したいネタが見つかり、デスクに相談に行くと「それニュース性あるのか」などと確認されます。
ではニュース性とはなにか。日本新聞協会がまとめています。
ここでは▽新しさ、▽人間性、▽社会性、▽地域性、▽記録性、▽国際性の6つの要素がニュース性を支えているとされています。
このうち投稿を読んでくださっている皆様に関心を寄せていただきたいのは「社会性」と「地域性」です。
私が所属する学生団体を例にとって、社会性や地域性を訴えるとするとなににフォーカスするのかをご紹介します。
まず「社会性」。このうち、たとえば「少子高齢化」をテーマにすると、生産人口が減少し、社会や地域を担う若者が減少する中、学生が取り組む社会活動・経済活動には注目が集まります。またこれに関連する「医療の担い手不足」。医療機関を利用する傾向が若い世代より高い高齢者が増加することで、医療従事者が相対的に不足に陥ります。これに対して、医学生がデジタル技術をもって解決に取り組むというのも、また注目されます。
また「地域性」について。宇部市は、高等教育機関が複数存在し、市長は「学生街の創出」を掲げています。こうした中で、学生が自治体と連携しながら、新たな活動を立ち上げるのも一定のニュース性があります。
もちろんこうした事業や活動に注目を集めるためだけで取り組むと持続性がありません。しかし一定の期間、継続している事業や活動があるとすれば、それはどこかに需要があり、社会性や地域性があるからだと、私は認識しています。
本当に価値がある事業や取り組みはもっと社会に発信されて、伝えられるべきだと記者だった頃、感じていました。
投稿を読んでくださった皆様の情報発信にお役に立てますと幸いです。
次回以降も、再び医療や地域経済・振興、若者や学生などをテーマに投稿を続けていきます。あすもどうぞ宜しくお願いします。