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年のせいにしちゃいけない!

このところ、洗った食器を片付けるとき、お皿の端や保存容器の蓋に菜っ葉や玉ねぎのかけら、お味噌汁のお椀に味噌のカスなどがすすぎ残されてくっついているのを見ることが何回かあった。
それを見たとき、"あぁ、汚れがきれいに落ちてない!しっかりとゆすげてない!私もあの頃のおばあさんみたいになっちゃった!"とショックだった。

結婚をして、主人の両親と暮らし始めたとき、主人の母がお茶碗を洗うと、いくつかはすすぎが充分でなくて、きれいになっていなかった。
最初はそれを言うのも悪い気がしてそっと洗い直していた。だんだん全部台所は任されて、そのストレスも無くなっていったのだけど。
その時に、義母は目が見えないわけじゃないし、手の力が弱いわけでもないし、どうしてだろうと不思議だった。
そんな義母の姿を見てきたので、気をつけようという気はあって、気をつけてきたはずなのに!
今、まさに私もあの頃の義母と同じになってしまった。
あぁ、知らず知らずに自分も歳をとったってことか。
今年は体調が悪かったこともあって、ショックは大きい。
一人暮らしで家族に知られないで済んだことは、ちょっと気が楽だけど。

でも、何でだろう?!手早くチャッチャッと片付けて!という気持ちが強いのだろうか?
やっぱり手のひらや指の感覚が鈍くなってきたのだろうか?
いくら考えても仕方ない。これからが大事。
年のせいではなくて、丁寧さが足りなかったということで、時間はたっぷりあるのだから、これからはとにかくゆっくり丁寧にお茶碗を洗いましょう!
他のことも、ゆっくりと丁寧にを心がけましょう!
そう思ってお茶碗を洗うようになってからは、いつもきれい。
なんでも、年のせいにしちゃいけないと、自分を戒めています。

読んで頂いてありがとうございました。







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