『基本セット2021』発売前リミテッド考察

プレリリースを目指して発売前に書いたのリミテッド考察記事です。
発売前の考察ということで低めの値段設定にしています。
過去のnoteは有料設定を解除して無料にしています。

また、追記して欲しい内容があればコメントいただけると助かります。

色ごとの考察

マナレシオ全体比較

マナレシオ(パワーとタフネスの平均値をマナコストで割った値)の比較です。
赤色のセル各マナ域においてもっとのマナレシオが高い(性能がいい)色を合わしています。青色のセルは最も性能が悪いことを表しています。

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1、2、3マナ域とも大きな差はみられず。
青は1マナ0/4の《ルーンの壁》により若干の上振れ。

(1)キーワード能力
 ①飛行 飛行生物は4体(C2体、U2体)
 ②絆魂 絆魂生物は2体(C2体)
 ③警戒 警戒生物は2体(C2体)

(2)マナレシオ(コモンのみ)

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(3)考察
マナレシオだけ見ると可もなく不可もなく。

飛行が4体(内C2体、U2体)であり、イコリアよりはコモンに1体多い。飛行シナジーカード《天界の処罰者》がいるなら飛行で固めたい。

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コンバットトリックについて、《抵抗の妙技》は+1/+1カウンターなので効果が継続するのと、プロテクションを付与することで除去から守るのにも使えるのがよい。

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白の除去といえばパワー4以上破壊だったり、攻撃か防御しているクリーチャーを破壊だったり、ソーサリーだったりだが《素早い反応》はタップ状態のクリーチャーを破壊のため、タップで能力を使ってくるだけのシステムクリーチャーも破壊できる。

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赤白はクリーチャーを横に並べる色だが、今回はトークンや軽量クリーチャーを大量に横に並べて全体強化という戦略は、全体強化のインスタントがないこともあり、そこまで推されていないように見える。
とはいえ、《高山の犬師》は番犬があれば1~2枚ドローできるので入れ得。

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赤白で速いデッキ自体は組めそう。

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《天使への昇天》は高速ビートダウンプランの場合は自分のクリーチャーに撃つ。トークンは召喚酔いしてるので注意。

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《森の守部》はドラフトならデッキに2枚くらい欲しい。高タフネスのせいで倒されにくく警戒がついているため膠着した状態でも殴りに行きやすい。そんなうっとおしいスペックなのに除去したりタップしたりするとカードを2枚引かれてしまう。そこそこ引かせてもらえる。

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白は緑とともに+1/+1カウンターシナジーあり。

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ただ、+1/+1カウンターを意識したデッキを組まなくても、飛行クリーチャーを+1/+1カウンターで強化して《抵抗の妙技》や《レインジャーの悪知恵》で守りつつ殴るだけで強い。

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また、黒との組み合わせでライフゲイン・シナジーもある。
《バスリの侍祭 》は絆魂でライフゲインとシナジーがあるだけでなく、+1/+1カウンターを乗せることもでき、単純に飛行クリーチャー2体にカウンターを乗せるだけでも強力そう。

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(1)キーワード能力
①飛行 飛行生物は3体(C2体、U1体)
②果敢 果敢生物は3体(C2体、U1体)

(2)マナレシオ(コモンのみ)

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(3)考察
青白飛行を目指すのがよさそう。コモンの飛行クリーチャーが多いのと、白のおかげで+1/+1カウンターで飛行クリーチャーのサイズアップをしやすい点もよい。

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《北風の歌姫》は果敢もついており、赤青スペルでも使える。


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《うろつく光霊》は5マナ3/2飛行だと効率はよくないが、場に出たときにスピリット以外を相手の手札に戻すことができるため、飛行クリーチャーを足止めする相手のブロッカーをどかしつつテンポよく殴ることができる。

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ルーティングを含め、アンコモン以下のドロー系カードが11枚(内C6枚、U5枚)であるため、緑のドロー誘発系の優秀なカードが取れている場合は青緑が組める。特に《高揚する書物》は3マナで手札の質を高めながら、手札を1枚補充し、エンチャ生物に+1/+1修正と飛行を与えるため、優秀。コモンであるのもよい。

《謎変化》は『破滅の刻』からの再録で、使えるアーキタイプが限られるドラフト向きのカードではあるが、短期決戦にも占術のおかげで長期決戦にも使える優秀なカード。

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《高揚する書物》は、+1/+1修正+飛行だけで3マナだと割高であるが、2枚見て1枚手札に加えることができるのは強いと思われる。

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《トレイリアのクラーケン》は通常ドローでも1体タップまたはアンアップが可能。《胸躍る可能性》で2枚引いて相手のクリーチャーを2体タップしたり、自分のシステムクリーチャーを複数回利用したりできる。ボムアンコではないだろうか。

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青を相手にする場合には、タップ状態のクリーチャーを奪える《心酔させる掌握》に注意。

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《有刺メガロドン》は7マナもかかるだけあって強い。呪禁がついているので、安心して《高揚する書物》で6/8飛行にできる。どちらもコモンなので出現頻度も高め。ただし、7マナまで毎ターン普通に土地を置いていくことを目指していると、それまでに負けてしまうと思われるので、デッキに1枚くらいにしておくか、緑のマナ加速と組み合わせるのがよいと思われる。

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青は他には緑との組み合わせで「カードを1枚引くたび」デッキが組めるかと思いきやそんなに該当するカードがない。素直に《巨大な戦慄大口》を《高揚する書物》で7/7飛行にして殴るのがよさげ。

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ただ、カードを1枚引くことができるカードは多くあるため、ドラフトであれば《セテッサ式訓練》をかき集めて果敢クリーチャーで攻めつつ、サブプランで《テフェリーの後見》を入れておいて相手のライブラリーを削りきることも可能そう。

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(1)キーワード能力
 ①飛行 飛行生物は3体(C1体、U2体)
 ②絆魂 絆魂生物は2体(C1体、U1体)

(2)マナレシオ(コモンのみ)

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(3)考察

《リリアナの信奉者》は2マナで3/2ゾンビが生成できるため強力。ゾンビはコモン2枚、アンコモン2枚、レア1枚で、うち1枚は2マナ2/2のバニラなためゾンビデッキを組むのは微妙そう。

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コモンに《闇の掌握》や《とどめの一撃》といった優秀な除去があるのが強み。

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黒は青との組み合わせではリアニメイトがテーマになっている。青には「カードを1枚引いて、1枚捨てる」効果を持ったカードが何枚かある。
リアニメイト呪文の《再命》がコモンであるためデッキは組みやすそう。

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また、白との組み合わせではライフ回復がテーマとなっているが、強力なアーキタイプになりそうなもののアンコモン以上のカードが多いため組むのは難しそう。

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(1)キーワード能力
 ①火吹き能力/パワー上昇
 ②サクリファイスシナジー

(2)マナレシオ(コモンのみ)

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(3)考察
飛行などの回避能力持ちが少ないためクリーチャーだけでは決めてに欠けてしまう。ただし、マナを払ったり条件を満たすことでパワーを増やせる能力持ちが多い。

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《ヘルカイトの懲罰者》は生き残ればそのままフィニッシャーに。環境的に7マナまでは伸ばせそう。

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除去は《ショック》や《焦熱の竜火》があるため軽量クリーチャーはさばきやすい。
コンバットトリックとしては《確実な一撃》が使いやすそう。

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赤は青と組み合わせることで赤青スペルがテーマとなっている。《呪文喰いの奇魔》はオーラでも誘発するため、4ターン目に《噛み傷への興奮》(1マナで+2/+2修正)をつけるだけで5/5になる。

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また、黒と組み合わせることでサクリファイス系のデッキが組める。パクリファイス用のカードとして今回は《裏切りの強欲》がある。

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(1)キーワード能力
 ①到達 到達生物は3体(C2体、U1体)

(2)マナレシオ(コモンのみ)

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(3)考察
いつもどおりマナレシオは緑が一番よさそうだが、3マナ、4マナあたりはマナレシオがよくないため赤など他の色で補う必要がありそう。

また、除去も《狩人の刃》のみと少ない。

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コンバットトリックは《剛力化》や《レインジャーの悪知恵》があるが、特に除去を弾ける《レインジャーの悪知恵》は使い勝手がよい。

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多色化について、基本土地サーチの《耕作》はアンコモンで、それ以外は多色化を支援するカードも見当たらないため、今回の緑はあまり多色化を支える色ではなさそう。

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マナ加速については《ラノワールの幻想家》。1ドローできるのが偉い。

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緑は赤とは「パワー4以上」テーマがある。

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赤と組む場合にはパワー4以上よりは、マナ加速から盤面を無視して《溶岩噴火》を叩きこんだり、6/6トランプルの《巨大な戦慄大口》にパワーを2倍にする《憤激解放》を使って一気に相手のライフを削ったりと一発逆転できるほうが魅力的にみえる。

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黒との組み合わせでは「このターンにクリーチャーが死亡していた場合、あなたの終了ステップ開始時に」シナジー。「あなたの終了ステップ開始時」なので相手のターンにチャンプブロックしたような場合は誘発しない点に注意。

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《剣歯虎のやっかいもの》は+1/+1カウンターなのでどんどん強くなっていくだけでなく、何気にアンタップもするのが偉い。

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コンバットトリック一覧

打消し呪文についても記載しています。
※青の打ち消しところに1青青の《取り消し》が漏れてました。すみません。

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飛行クリーチャー

色ごろの飛行クリーチャーの数。

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環境総論

緑が多色化に対してやる気をみせていないため基本は2色デッキ。5色祭殿コントロールみたいなのを組むのは無理そう。

環境のスピードは普通くらい(速い遅いの基準は、イクサランは速くて、エルドレインの王権は食物トークンのせいで遅い)だが、その中でも白絡みの速いデッキは組めそう。ドラフトであれば、赤青果敢も速そう。

個人的に組みたいデッキ(アラビアータさん。このnoteを書いた人)

 1位:青白(コモンでも十分に組めそうなため)
 2位:白黒(組めたら一番強そう)
 3位:青緑(ドローが多いため、デッキが回りやすそう)

個人的に組みたいデッキ(HiraHira)
  1位:特定のテーマのカードが集まらなくても+1/+1カウンターと飛行クリーチャーで戦える白緑がシールドでは使いやすそう。コモンにサイズの大きいクリーチャーがいるのもよい。

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