リード文100本ノック#7―greenz.jp
リード文をすらすら書けたらいいなあという思いで、リード文をタイピング写経してみる週1企画。ちょっと間が空いてしまった第7回はgreenzさん。greenzさんの記事は、講演レポートであっても、冒頭にライターさんの感性溢れる言葉があって素敵だなあと思いながら模写してました。ライター池田さんの「それはまるで、エキサイティングな人生の冒険です。」/「それはひょっとしたら、「20年後の社会」を見に行くこと、なのかもしれません。」とか、いいなあ。お話の中のハイライトを捉えて、自分の言葉にされている。今回は4本なので計35本。
お金を稼ぐために働かない勇気を持て!サティシュ・クマールが考える、ローカル経済を実現するために必要なこと(笹澤 つかささん)
「経済」という言葉を辞書で調べてみると、「人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係」と書かれています(大辞泉より)。
昨今、この「経済」の仕組みの中での自分や周りの働き方、消費のあり方などに、少し違和感を感じている人は少なくないかもしれません。そして、だからこそ漠然と「どういう暮らし方がしあわせにつながるのだろう」、「そもそもしあわせって何だろう」と考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
私たちのそんなもやもやした疑問に、Satish Kumar(サティシュ・クマール、以下サティシュ)は、一筋の光をくれるかもしれません。
サティシュは25歳の時、核兵器反対運動でバートランド・ラッセルが逮捕されるニュースを知り、友人と当時4つの核保有国の首都(モスクワ、ロンドン、パリ、ワシントンDC)に、核廃絶のメッセージを届ける平和巡礼を決意。無一文、徒歩でインドからアメリカまでの約13,000キロの道を2年半かけて歩いたことは、各国の首脳たちに”平和のお茶を届けた”エピソードとして知られています。
その後、経済学者で『スモール・イズ・ビューティフル』の著者、E.F.シューマッハーの呼びかけに応じてイギリスに移住してからも、環境、平和、科学、スピリチュアリティーの融合を提言する雑誌『リサージェンス』の編集主幹に、またシューマッハーの教えに基づき「シューマッハー・カレッジ」を開講するなど、環境・平和運動を通じて、私たちの暮らしに新たな道筋を提示し続けてくれています。
昨年、11月11日・12日に開催された「しあわせの経済 世界フォーラム」のためにサティシュが来日。そこでサティシュは私たちに何を語ってくれたのでしょうか。基調講演の様子を、ご本人のお言葉でお届けします。
(テーマに関するそもそも・前提共有+前提に対する疑問+話者の紹介)
”社会人経験をいかして教師になる”というキャリアチェンジを、文科省が全面支援。「教職リカレント教育プログラム」が照らす日本の教育の未来、そこに見る希望(池田 美砂子さん)
”社会人経験をいかして「教師」になる。
それはまるで、エキサイティングな人生の冒険です。
教科だけではない幅広い知識を、実体験をもとに子どもたちに伝えていくこと。社会で培ったコミュニケーション能力を、子どもたちとの対話にいかしていくこと。これまでの人脈をいかして、子どもたちに多様な人との出会いの場をつくること。
社会人経験を持つ人が教育現場に立つからこそ、できること、伝えられることはとても多く、幅広いように思います。そして、実は子どもたち以上に学びと成長を実感できるのは、教師になった自分自身……
ちょっと想像しただけで、なんだかワクワクしてきませんか?
そんな冒険への入口が今、国をあげた強力なバックアップ体制のもと、広く開かれています。文部科学省が推進する「就職氷河期世代を対象とした教職に関するリカレント教育プログラム」。
社会経験を持つ人が学校現場で即戦力として活躍できるように、教育に関する基礎的な知識や最新の教育事情、ICTを活用した授業の手法などについて学び、模擬授業も行うことができるプログラムが、全国8大学を舞台に提供されています。
教員採用試験の倍率が非常に高かった、現在の30代後半から50代前半、いわゆる”就職氷河期世代”の方々には、受講料の減免措置も用意。2020年11月現在、受講する社会人を募集中です。
この記事では、本プログラムの詳細をお伝えするとともに、2020年11月9日(月)に行われたオンラインイベント「社会人経験をいかして「教師」になる」に登壇した、実際に社会人経験を重ねてから教師になった方や、学校現場で様々なプログラムを提供している方のリアルな声もお届けしていきます。
「社会人経験をいかして教師になる」ということ。
その本質を知ることから、日本の教育の未来を一緒に思い描いてみましょう。
(テーマについての魅力的な比喩+具体例の提示+プログラムの内容紹介)
鑑賞というより、体験だ。スターリン時代のソ連、強制収容所のツアーをめぐるドキュメンタリー選『群衆』(村山幸さん)
映画を観る体験は、スクリーンの中の別世界を旅するかのようです。たとえば遠い外国へ、ときには過去や未来といった、さまざまな世界へ足を運べます。
ロシアの映画監督、セルゲイ・ロズニツァ(Sergei Loznitsa)による『群衆』と銘打たれたドキュメンタリー映画3選も、距離も時間も遠い世界へ、観る者を連れ出してくれるに違いないでしょう。
ただしその世界は、映画によく描かれるファンタジックな世界でも、ロマンチックな世界でも、宇宙空間でも異世界でもありません。『国葬』『粛清裁判』の2本は、スターリンが統治していたソビエト連邦に、『アウステルリッツ』は現代のドイツ、ザクセンハウゼン強制収容所に、観客を連れ出します。
予想の上をいくチョイスに、期待も不安も感じてしまうかもしれません。どんな世界が体験できるのか知る前に、まず『国葬』と『粛清裁判』の背景をおさらいしておきましょう。
(トピックカテゴリの普遍的な魅力+取り上げる事例の特徴+最初に取り上げる話題の提示)
日本の公教育は、こんな学校から変わっていくのかもしれない。2020年開校。異年齢・自己主導で学ぶ幼少中”混在”校「軽井沢風越学園」が目指す”新しい普通の学校”とは(池田 美砂子さん)
あなたが今、最高にワクワクを感じているもの。
それが世の中の「普通」になったら、どうでしょう。
そんな社会を、見てみたいと思いませんか?
今日ご紹介するのは、そんな”新しい普通”をつくるお話。舞台は学校です。
年齢で分けられ、同じ方向を向いて机を並べる「クラス」。
教室の前に立つ先生から、全員が同じことを教わる「授業」。
生徒に教科を教えることをミッションとした「先生」。
誰もが思い浮かべる日本の”普通の学校”って、こんな感じでしょうか。
これらの、何十年も続く”普通”を捉え直し、”新しい普通の学校”をつくる動きが、長野県軽井沢町の豊かな自然の中で、産声を上げました。
発起人は、元楽天副社長で「森のようちえん ぴっぴ」の保育者でもある本城慎之介さん。22年間、公立小学校教諭として既成概念にとらわれないさまざまな教育の実践に取り組んできた岩瀬直樹さん。「教育とは何か?」を追求し続け、『教育の力』等の著書で知られる教育哲学者・苫野一徳さんの3人。
経営、実践、哲学というそれぞれに得意分野を持つ3人の出会いから構想が生まれた幼少中”混在”校「軽井沢風越学園(以下、風越[かざこし]学園)」。2020年4月の開校を目指して学園設立準備財団をつくり、現在は地域の方々への説明会を開いたり、教職員の採用を進めたり、カリキュラムの構想を練ったり、足場固めの真っ最中。校舎の建築はまだ始まっていませんが、この夏にはサマースクールも開催予定です。
風越学園では、少なくとも先ほど提示した3つの”普通の学校”像は、すべてがらりと変わるよう。みんなが真似したくなる、真似できる”新しい普通の学校”とは?なぜ今、どのように”新しい普通”をつくろうとしているのか?
本城さんと岩瀬さんのインタビューを通して、3年後には子どもたちの学び舎となる風越学園の情景を覗き見てみましょう。それはひょっとしたら、「20年後の社会」を見に行くこと、なのかもしれません。
(自分ごとになる問いかけ+一般的イメージ+前提をひっくり返すトピック+今回のテーマの紹介+本文の内容を紹介する問いかけ)
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