移籍した選手について考える。

リーグも終え、12月も末になってくると自分が主役だと言い出すかのように各チームの移籍情報が活発になる。そんな活発な移籍市場の中でもガンバ大阪さんは控えめな子なのか全くと言っていいほど動きない。それがサポーター焦りを生み、「補強してるよね...?本当にしてる?ねぇ、本当に私のこと好き?本当に?」となっていってしまっている。しかし、いつでも期待は裏切られるもの。入りの情報は無くとも出て行く情報はあるのである。直近でも数選手の契約満了や移籍がタイムラインを騒がせたのは記憶にも新しい。なので今回の投稿ではそんな契約満了でガンバを去っていく選手についてだらだらと書いていく。感動するポイントなど何一つないので、御涙頂戴なら他の方のポストの方がよっぽど泣けると思う。僕の記事は泣けない。

2 DF 西野貴治

アンダー世代のキャプテン、J1昇格にも大きく貢献し、2014シーズンも中頃から徐々に頭角を現し出したガンバ期待のセンターバック。だった。彼の過去はいつだって輝かしい。未来ある選手を壊すのはどんな時でも怪我なのである。もしくは喫煙。あとは監督と喧嘩。いや、結構あるな。西野は喫煙でも監督が退団した後にニヤリと笑ったツイートを投稿したりしたわけではなく、ただただ怪我に泣いた選手だと僕は思う。2012シーズントップに昇格し、天皇杯でデビュー(サイドバックしてた気がする)。足元も上手く背が高いし何よりイケメンなのでこの先センターバック(とガンバの顔面偏差値)は安泰だな!ガッハッハ!と冗談半分で思ってたら本当に2013年のJ2でのシーズンで大きく飛躍し、世代ナンバーワンCB(俺評)の名を欲しいままにした。続く2014年、序盤は出場機会に恵まれなかったが中盤以降徐々に出場機会を増やし…。さぁこれからという時に怪我をしてしまった。そこからの西野はほぼ怪我のイメージしかない。レンタル先の千葉では特殊戦術に苦しみ、序盤こそ出番はあったものの半年でガンバに強制送還され、その後はU23が主戦場となってしまっていた。今シーズン意を決するものがあったのだろう。ルヴァンでのヘディングは忘れない。しかしあのゴールも復調の兆しと言うよりは、ガンバでの餞別のゴールのようになってしまったことが悲しい。ポテンシャルは十二分にある、といっても25歳。いつまでも「ポテンシャルがある」ではいけない。次のチームではそのポテンシャルを存分に発揮して、ガンバ大阪を見返してほしい。あとガンバの顔面偏差値めっちゃ下がりそうで怖い。

3 DF ファビオ

明るいインスタグラマーは最後までインスタグラマーだった。契約延長がない旨をガンバサポにお漏らしし、ガンバサポがTwitterでお漏らしするというお漏らし二重苦をやってのけたハイパーインスタグラマー(アデミウソンの友達)は、ガンバでの貢献は素晴らしいものだった。2017年に横浜から移籍してきて、健太さんのサッカーではクロスの撥ね返しロボットに徹し、クルピでは無限にあるスペースを「どないせぇっちゅうねん…」と奔走し、ツネ様のシステマチックなサッカーでは集中力を切らし相手の起点となってしまっていた。突然見せる軽快なドリブルは相手とガンバサポをヒヤヒヤさせるには十分で、本当にエンターテナーだった。ファビオ自身、心因的なものがもろにプレーに影響を及ぼすタイプ(?)なようなので、シーズン終盤のぼんやりディフェンス具合は少し納得できる。ボランチ起用など使い方を考えればもう少し幅を広げられる選手かなとは思っていたので契約満了は素直に残念。ただセンターバックを獲れていないガンバの事情を考えると再契約もありうるかもしれないあたりガンバは恥ずかしいクラブでファビオに対しても割と失礼な話なのである…。このままガンバとの再契約が無く、他チームに行ってしまったら、アデミウソンとの「これがブラジル人の標準だ!」と言わんばかりのパリピウェイウェイインスタを見る機会がなくなる(減る)と思うと悲しい…と言おうとしたけど、そもそもインスタグラムをフォローしていなかった。やってしまった。ガンバと再契約したらインスタグラムフォローしようかな。うん。

26 MF 妹尾直哉

ポテンシャルはあったのに、が一番大きいのはこの選手だと思う。ユースの頃からひたすら攻撃センスと得点能力が高くJ3でも無双していた選手だったので契約満了が素直に悲しい。J3で結果を出してもトップにあまり帯同出来ず、U23ではFW、SH、 SBなど各所をたらい回しにさせられる便利屋を見事にこなしたにも関わらず最終的にU23でもあまり出場機会を得られなくなって本人としてもきっとモヤモヤをたくさん抱えていたとは思う。憶測だけど。俺だったらムカつく。ムカついて實好監督の靴にわさびを注入するまである。ないけど。昨シーズン辺りの「妹尾を使ってみたら…?」というツイートがたくさん流れて来たタイムラインを多分忘れないだろう。ガンバサポが妹尾を求めていた何よりの証拠だった。僕は妹尾のボールの持ち方が大好きだったので、ガンバのユニフォームを着てドリブルをする妹尾が来シーズンから見られないと思うと非常に悲しい。ルヴァンで広島、僕の嫌いな広島、結構なガンバサポが嫌いな広島相手にスーパーミドルを叩き込んだ時にはテレビの画面を割るくらいに喜んだ。割ってはないけども。けど彼のサッカー人生は長野でまた新たに始まるのである。パルセイロで彼の持っている才能を存分に発揮してほしい!頑張れ!チャッピー!

27 MF 森勇人

2017年にトライアウトで取ったガンバ大阪唯一の同年代の選手。プレーの印象ははっきりいってあまりないが、彼のプロフェッショナルな姿勢にはいつも感服する。昨シーズンキャプテンを任されたが、チームが軌道に乗らずキャプテンも高(?)に引き渡し自身もレギュラーから落ちることもしばしあった。しかし彼は腐らずひたむきに努力を続けていた。んだと思う。アップは誰よりも全力、交代した選手への声かけやファンの方々への姿勢、アンダーチームの最年長はいついかなる時も模範的な選手だった。そのご褒美といっては語弊しかないが、今シーズンの東京戦でリーグ初出場を果たすなど努力は裏切らないを体と態度で示す選手なんだった。こういう選手の努力はいつか何らかの形…それがサッカーであれば一番いいのだが、本当に何らかの形…例えば宝くじが当たるだとかプレゼント企画で12回連続当選するだとか無くしてたと思ったボールペンが見つかるだとか…で報われてほしい。努力を続けない選手はきっといないと思うが、彼以上に努力の人を知らない。いつかその努力が実を結びますように。

6 dF 蛻晉?ャ莠ョ

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あれ…。なんか文字化け起こしてる…やだ…不思議…。

最後に

ここまで読んでいただいてありがとうございました。稚拙な文章で読みづらい箇所もたくさんあったかと思いますが、この挨拶に辿り着いたという事はあなたはきっと心の優しい方なのでしょう。初瀬のツイートで炎上した件についてはご迷惑おかけした皆様に謹んでお詫び申し上げます。反省はしていません。

 この記事を読んでくださった皆様が良いお年を過ごされますように。良いお年を!