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30000pixel を超えると逆光フィルターが使えない[Photoshop 忘備録]

大きなデータでは逆光フィルターが使えない

横 9m × 縦 1m の看板データ制作中に遭遇した問題。
実際の大きさは塗り足しの 10mmずつを足して 9020×1020mm。当初 72dpi で制作していたときには使えていた「逆光」フィルターが、300dpi に変換すると突如使えなくなった。

フィルターが使用できないか、このドキュメントに適用できません。

Photoshop 2024 ver.25.12.0
多用していた「逆光」フィルターに⚠️マーク。
マウスオーバーで出てきたメッセージ。

境界線は 30000pixel

いろいろ試してみたところ、どうやら「逆光」フィルターを適用できるデータサイズに上限があるらしいことが分かった。どこまでなら使えるのか?解像度を変えながら調べてみたところ、9020×9020mm で 84.48dpi が上限ということに。

9020 × 9020mm, 84.48dpi がどうやら上限らしい。
上記をわずかでも超えると描画フィルターの下半分がグレーアウトして使えない。

その後、単位を mm から pixel に変えて探っていくと、どうやら 30000×30000pixel が境界線であることが分かった。

84.48dpi を 300dpi に変換すると 9020mm は 2540mm というわかりやすい数字に。
この時、上部に表示された寸法は「30000px × 30000px」

ネットで見つけた似た事例

この件、ネットで関連情報を漁っていて見つけたのが、「Photoshop でフィルターメニューの一部がグレーアウトになる」というタイトルの、他のフィルターに関する情報だった。 曰く、

「フィルター」メニュー「変形」の中の下記フィルターは、カンバスサイズが以下を超えるとグレーアウトする(=利用できない)。

  • [変形]ジグザグ:8000×8000 pixel

  • [変形]つまむ、球面、渦巻き:11500x11500 pixel

試してみたら確かにこの通りだった。

8000×8000 を超えると「ジグザグ」がグレーアウト
11500×11500 を超えると、さらに3項目がグレーアウト

結論

ということで、今回の件は以下の通りということで間違いなさそう。

「フィルター」メニュー「描画」の中の下記フィルターは、カンバスサイズが以下を超えるとグレーアウトする(=利用できない)。

  • [描画]ファイバー、雲模様1、雲模様2、逆光:30000×30000 pixel

「逆光」フィルターの上限:30000×30000 pixel

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