見たことない名作映画解説【マトリックスシリーズ】
改めまして、平林朗と申します。
見たことない名作映画解説第二回はシリーズもので、2021年には、18年ぶりに最新作が公開されたマトリックスシリーズの解説と感想をしていきたいと思います。
【あらすじ】
大手企業のプログラマーであるトーマスアンダーソン(キアヌリーブス)
は、天才ハッカー「ネオ」としての顔をもっていた。
平凡な毎日を過ごすトーマスであったが、ある日、現実のような不気味な夢に悩まされる。
時を同じくして、謎の女性トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会ったトーマスは、自分が住んでいる世界がコンピュータによって作られた仮想現実であることを知らされる。
仮想現実から脱却し、現実世界でネオとして生きていく事を選んだトーマスは、トリニティの仲間のモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)に赤いカプセルを飲まされ、現実世界へと覚醒する。
現実世界に覚醒したネオは、人類は反乱した機械との戦争に敗北し、巨大なコンピュータの電池として培養されている事を知る。
人類抵抗軍の一員となったネオは、現実世界と仮想現実を行き来し、仲間と共に人類を解放すべく、コンピュータとの戦いに身を投じていく。
【感想】
SF作品の中で、私はかなり好きな作品です。
このシリーズは全4部作(2022現在)ですが、ぶっちゃけ、1ファンからすると最新作は蛇足感があり、あまり好きではありません。
1~3部は大変面白いので、ぜひ見てみてください。
この映画の世界観として、人類の大半は、電極を接続され、機械の電池として生かされています。
現実世界では目覚める事なく、一生を仮想現実の中で生きていると思い込みながら終えてしまします。
要するに地獄なのですが、面白い事に、仮想現実の作りこみが甘く、ひょんな事から仮想現実に気付くしまうケースがあります。
仮想現実に気付いてしまった人間はエージェントと呼ばれるウィルスバスターに殺されてしまいます。
また、人間の中には、辛い現実から目を背け、仮想現実に戻ろうとする人もいます。
しかし、エージェントの中にも現実世界にあこがれ、旅立とうとするエージェントもいます。
自分がマトリックスで一番好きなポイントはここで、自我をもったAIは人間なのか、仮想現実に生きる人間はAIなのか、判別や境界があいまいになっていくところが、面白いです。
IT系のネタも豊富で、仮想現実でクッキー(cookie)を渡されるたり、どこにでも行けるドア(バックドア)、どんな鍵でも作れる職人(パスワード解錠)など理系であれば、ハッとする細かな描写が楽しめます。
時間に余裕があれば、ぜひご視聴ください。