見たことない映画【ファイトクラブ】
こんにちは、平林朗と申します。
見たことない名作映画解説第五回は、ファンがかなり多いファイトクラブです。
【あらすじ】
主人公エドワードは、大手自動車会社に勤務し、ブランド物の家具や食器に囲まれ、高級マンションに住み、何不自由のない生活を送っていた。
ある日、仕事で飛行機に乗っていると、隣にタイラーと名乗る男が座っていた。
タイラーは気さくで、ユーモアにあふれており、エドワードとは真逆の性格であったが、話しているうちに仲良くなった。
ある日、タイラーはエドワードに「自宅にとまらせる代わりに力いっぱい殴れ」と言った。
エドワードは困惑しながら殴ったが、タイラーに殴り返され、殴りあいの喧嘩に発展した。
野次馬も参加する喧嘩に発展したが、喧嘩が終わった後は晴れやかな気分だった。
いつしか、喧嘩は定期的に開催され、「ファイトクラブ」と名付けられ、多くの会員を集める事となった。
ファイトクラブが大きくなった頃、タイラーは、ファイトクラブのメンバーで、スペースモンキーという反社会集団を作り、クレジット会社などの、資本主義に関係する企業ビルを爆破する計画を立てていた。
タイラーの計画に気付いたエドワードだったが、スペースモンキーは軍隊同然の結束で、エドワードには手に負えなくなっていた。
タイラーに直接計画をやめさせるように説得しようとした時、タイラーは姿を消した。
エドワードは、タイラーの移動した痕跡から、追跡を試みるが、どこに行ってもいなかった。
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【感想】
展開が読めない面白い作品でした。
だんだんファイトクラブが大きくなっているところは、部活やサークルが大きくなっていくような、楽しい雰囲気がありました。
これが物語中盤ではファイトクラブはテロリスト集団になってしまいます。
結束した人間(集団)の怖さ、カルト宗教的な怖さを感じ、ファイトクラブ時代とのテンションの変わり方が印象的でした。
サークルから軍隊みたいな。
テーマの表現は、グローバリズムや、資本主義社会に市民的な観点からスポットをあてたかなり過激な作品です。 しかし、喧嘩部分を除けば、暴力シーンなどは少なく、登場人物の死亡も一人(しかもモブ)だけです。
その中で、映画を見終わった時、かなり暴力性を感じました。
ただ、ショッキングなだけの映画とは違い、テーマ性で暴力を伝えてくる珍しい映画です。
気になった方は是非見てみてください。