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エレクトリカルパレーズ・マーケティング

おはようございます!

先日ドロップ()した、投稿がたまたまニューヨーク屋敷さんに広めていただき、いいねをたくさん頂き、ただの一般人の平社員のおっぺけぺーが調子に乗っての第2弾ということになりますw

エレクトリカルパレーズにみるマーケティング手法

前回の投稿はこちら

あんまり文章力ないので、恥ずかしいですが、少しでも面白いと思っていただける方いれば幸いです。

で、エレパレはコンテンツマーケティングだと私は書いたのですが、そもそもニューヨークさんや、他のYouTube配信者の方は皆さんコンテンツマーケターになり得るということになると思います。

コンテンツマーケティングに関してはコチラ

「なり得る」というのはYoutubeに広告機能がついているので、それ自体で収益化、マネタイズができてしまう点です。(もちろん面白いことが前提ですがw)

コンテンツマーケティングをするためには、あくまで自分が狙うターゲット層が喜びそうなコンテンツを継続的に出し続けることであって、マスに向けた視認性(目立ち度)や好感度を狙うことではないからです。

メントスコーラ&ヒカキンはコンテンツマーケティングではないということですし、広告を付けないポリシーで有名なおバカ集団レペゼン地球さんたちはコンテンツマーケターということです。(そうなのか?w)

山の稜線を行くニューヨーク

ニューヨークさんの場合は、Youtube自体でのマネタイズを一番の目的にはしておらず、あくまで本業(ファンやファン予備軍に向いている)を軸にしているところがポイントだとおもいます。

上にも書きましたがマネタイズを本業にすると行動の軸が「より目立つためには」「より高感度を上げるためには」となり、高さを競う広告塔になっていってしまうからです。

ここの匙加減が非常に難しいと思いますw 素人目線でもそう思うから本当に難しいんじゃないかとw

これはマキタスポーツさんの著書越境芸人のこの「境」のすれすれという感覚です。

山の稜線を歩いていく(走っていく)感覚というか、マキタさんの言葉を借りれば一方は第一芸能界、他方は第二芸能界の境目を絶妙なバランスで走っていく感覚。

第一芸能界は華やかですが、老若男女向け。とがったお笑いを求める現ファンや私のようなファン予備軍には響きません。

一方、第二芸能界は4大マスには登場しませんが、エンドユーザーに近いところで広告看板としてではなく芸人として「お笑い」を提供しますが、その道はストイック&ストイック。

「モノマネ・歌ネタ・強キャラ」この辺りがないとやっていけません。マキタさんも挙げているコロッケさん、テツトモさん、一発屋といわれた強烈キャラ芸人の方々、、、。なかなかのツワモノぞろいですw

万能タイプ(悪く言うと器用貧乏)なニューヨークさんたちはおそらく無理w(ごめんなさい。)

だからニューヨークさんはこの稜線を突っ走るしかないのです。

ちなみにバンドマンとかも同じですよね、メジャーとインディー。「売れ線」と「独自路線」。あの「悩ましいあれ」ですw

コンテンツマーケティングは3つの輪の実現手法

よくキャリアデザインで言われるシャインの3つの輪というフレームワークがありますが、「仕事のキャリアはこの円が重なる部分が天職だよね」というやつです。(マジでこれが難しいw)

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自分たちがやりたいお笑い、やるべき(売れ線の)お笑い、やれるお笑い。

この3つを重ねていくことは本当に「表現者全員の課題」なわけです。今までは。

しかし、コンテンツマーケティング時代、もっと言うと「自分たちの魅力を直接届けられる時代」の今はこれがやりやすくなったと思います。

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汚い絵ですみませんw

今まではこの「媒体(テレビ)」を通過することが前提条件でした。

絶対にパンツマンをイジッてもいけないし、先輩に「最悪やあ」と言ってはいけないのかったのです。ほんの数年前までは!w

しかし、今はこの忖度が必要なくなりました。またそれに合わせるように、受け手も多様化し始めます。テレビで見る「整えられたもの」よりも、生で取りに行く「自分に合ったもの」を求め始めます。

つまり、ニューヨークさんに時代が追いつき、その流れにニューヨークさんたちはしっかり乗ったということだと思います。

双方向であることもポイントですよね!(自分の文章を屋敷さんに見てもらえるなんていい時代だなあ。)

エレパレに「金とれよ!」というファンの気持ち

さて、今回のエレパレに話を戻すと、お金を取った方がいい!、お金を払ってもいい!というファンの方のコメントが散見されます。

ここで、私のような人にとっては、この「エレパレを無料で流す」という判断が現代の流れに乗っているなと感動した(というか課金させられたw)わけです。

ちょっと前ですが、キンコン西野さんの「えんとつ町のプぺル」、最近ですと川崎史貴さんの「電話をしてるふり」あたりと同じです。

無料展開の目的はズバり「裾野を広げる」です。クローズした内輪の消費ではなく、オープンな展開でまずは認知を広め、その人が何度もアクセス(ユーザー体験)していくなかで、お客様度を育て(ナーチャリング)ていって、その人がいつか何かをきっと買ってくれるだろうという考え(Life Time Value)に基づいて定期的にお金を払う場を置いておく。

まさにコンテンツマーケティング。

なのでメインコンテンツは「え、これ無料でいいの?」が正解となります。無料でも楽しめるけど、こっちはもう少しだけ楽しめますよ?みたいなサブでお金を取る。

ファンは無条件に投げ銭できますが、我々「原則無課金ユーザー」は無条件にはお金を払えません、、、。(前にも書きましたが生活スタイルによる消費優先度)

そんな人々を対象にしたコンテンツマーケティングでのマネタイズは募金と購入のちょうど中間。「ご利益の代わりにお賽銭」という感覚に近いかもしれませんねw(神様ごめんなさい。)

なので、前回も書きましたが、「続きは有料で」はNGなわけです。無料で最後まで楽しめることが重要。

ちなみにRGさんがエレパレをラジオで語ったせい(w)で私はまんまとラジコを契約しましたw(ニューヨークLTVおそるべし、、、。)

なので、ニューヨーカーの皆さん、我々ニューヨーク郊外の住人のために無料コンテンツに対しては、少しだけ我慢してくださいw

無料だからこそ広がるバイラルとパブリシティ

そしてエレパレは現象になりました。

少なくともこれを書いている2020年11月末には現象になっています。

メインコンテンツである動画本編は20万回再生。様々な芸人さんやファンの方たちが2次、3次の発信をしております。語源は不謹慎ですが、バイラル(感染していく)コミュニケーションといわれる、口コミやニュースサイト、SNSなどの各パブリシティ(無料媒体)で広がりを見せている状況です。


ちなみにエレクトリカルパレーズで検索した結果にも、やっとエレクトリカルパレードの方が省かれるようになってきました。(Googleアルゴリズムも学習?w)

まだエンタメ業界全体と比べ相対的には小さいかもしれませんが、間違いなく現象です。

そして余談ですがこの現象すらファンにはたまらない「体験というコンテンツ」なわけです。みんながエレパレの広がりにワクワクし、それを様々なところで共有しています。

コンテンツ無料化の事例

同じように思い当たるものとしては、「ミュージシャンによるMV」が挙げられます。いろいろなアーティストがMV、またはライブ等をフルで上げていますよね。

「サカナクション」さんを例に挙げれば、ほぼ全曲が無料で聞けるわけですが、本当に数年前までは考えられませんでした。

数年前といえばちょうどCDが売れないと叫ばれ、違法音楽無料ダウンロードサイトが流行ったあたりです。SONYがコピーガードなどというものを出し始めて、イタチごっこをしておりました。

そこで登場してきたのがPV垂れ流しアーティストことサカナクションさん。

マーケティングしたのかわかりませんが、無料コンテンツのいい側面を挙げれば「ファンのすそ野を増やせた点」にあると思います(違法はダメ!推奨してません!違法は禁止ですw)

そして、サカナクションさんはこれを表現者本人がオフィシャルで行っていった先駆者ではないでしょうか。

コンテンツの鑑、エレパレとその物語性

また、出していくコンテンツのコツは「物語性」だと思います。ニューヨークのコンテンツで一番に食いついたのは「ネタ」でしたが、好きになっていったのは「ニューヨークという物語」を感じるコンテンツたちでした。

最近だとこれ。(というかSMASHはエレパレやんw)


同じように最近の動画で刺身さんやカナメストーンさんを好きになりました。

ぺこぱさんのチャンネルもそうだし、最近熱かったのはももさんの準々決勝ネタ飛ばしからの反省動画。

めちゃくちゃ物語を感じるw

愛おしい。

コンテンツの一番のフックはこの物語性。

映画「ザ・エレクトリカルパレーズ」はその最たるものではないでしょうか。


ドラマ化していくコンテンツ。音楽、映像の両面からアプローチ可能。

よく思い出してみると音楽も同じですよね。

90年代は大タイアップ時代。曲の良さもそうですが、必ずドラマ(物語性のかたまり)名場面が一緒に思い出されます。

00年代は大動画時代。ニコ動で「弾いてみた」「歌ってみた」が活躍し、学校でみんながそれを共有話題にしていたわけです。(ちなみに現アーティストでそこ出身の方も多いですよね。)

あと00年代は大アニソン時代でもありますねwアジカンを皮切りに、いろんなバンドがアニメタイアップしました。

で、10年代、20年代は大コンテンツ時代。

デバイスが進化して、極端な話ですが、全員がテレビ局になれて、全員がドラマを配信できるようになりました。

エレパレは映像を主体としたコンテンツでしたが、音楽を軸として物語を付随させた例は、、、例えばこれでしょうか。


MVというかもはや「サツマカワというドラマの主題歌『サツマカワ』」であり、「サツマカワさんたばこ吸うんだぁ(ちょっとかっこいいな)」とか「マジな顔みるとやっぱり芸人なんだな」とかいろいろ物語性を感じてしまうわけです。

失礼な発言ですが尾崎リノだれやねんなわけじゃないですか。

いや本人とファンの方にはごめんなさいですが。このラインのアーティストさんはみんな頑張ってるけど、みんな誰やんねんなわけじゃないですか。

でも、これヘビロテしちゃいますよね。すごくいい歌、、。

コンテンツマーケティング(インバウンド用語かな?)でいえばリード付けられている状態w

今後、尾崎さんにナーチャリングされるのか?w

でも間違いなく言えるのは、誰かといるときに尾崎リノさんを別の媒体でみたら、「あ、この人ね」とか言いそうw きもちわる俺ww

でもそういうもんですよね。(ちがう?w)

最後にエレパレの感想をw

さて、ここまで偉そうに第三者視点を並べて、気持ち悪いんですが、最後に感想を。

私にとってのエレパレはアンチエレパレであり、「セクシーコマンドー部」であり「死ね死ね団」です。

伝わる人には伝わるw

それではw

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