ミラーリングはだめ?!

「ミラーリング」という言葉を知っていますか?コミュニケーションや恋愛テクニックについて調べたことがある人なら一度は目にしたことがあるかもしれません。よく目にする記事には「相手と同じ行動をすることで親和性をもたせて仲良くなる」みたいなそんな事が書いてあります。相手が飲み物を飲んだらそれに合わせて自分も飲む、という例が使われているのをよく見かけます。え、うそでしょ、と思いません?最初その記事を見た時に率直にそう思いました。自分が誰かと食事をしてたとします。自分が飲み物を飲むたびに同じことをされたりしているのを想像すると親和性どころか気持ち悪さまで感じてしまいます。相手の行動を鏡のように真似ることがミラーリングなのか、では違う場合はどのようにすればよいのかを書いていきます。

まず、上に書いてある内容でわかるとは思いますが相手の行動をそのまま鏡のように真似ることはミラーリングとして効果的ではないしコミュニケーションを上達したい方は実践しないほうが良いです。どちらかというと真似するというよりはペースを合わせる、というイメージでいると良いと思います。相手がどのような呼吸をしているのか、体がどちらに傾いているのかなどそんな些細なことよく観察して相手と自分を調和させていきます。この「観察」というのが何よりものキモになっていて最も重要視すべきポイントです。呼吸や体の傾きというのは基本的に無意識のものです。そんな相手の無意識をよく観察してそこに合わせていきます。こうすることによって相手は「なんか合うな。」と感じるようになります。人間は共通点がある人や共感が持てる人に対して良い印象を持つようになっています。相手にミラーリングされていることを気づかせない、自然に振る舞いながらも相手に合わせていく、これはすごく難しいし大変なことかもしれません。しかしこの技術を習得できるくらい相手のことを観察することができたら一人前です。ミラーリングをするにしてもしないにしても相手を観察する習慣をつけることは自分のコミュニケーション能力を高める上で効果的な方法なので意識して行うことをおすすめします。