投資初心者の勉強日記11日目。〜オススメの投資法〜

はじめに。

前回まで何回にも分けて様々な投資法をメリット・デメリットを交えて紹介してきました。しかし、結局どの方法が良いのかは分からないままです。そこで今回はずばり自分がおすすめする投資の方法とその理由を説明していきたいと思います。

おすすめは株式投資!

私がおすすめする投資の方法は株式投資です。しかし、みなさんが考えるような安い時に買って高い時に売ってその差益で儲けまくるというようなスタイルではありません。株式投資のメリットを解説する記事でも書きましたが株主には配当金を受け取る権利があります。その配当金で利益を出す方法こそが私のオススメの投資方法です。この方法はかなりリスクを抑えられる上にしっかりと利益を出すこともできます。しかし、長期の投資が必要なのでその点は考慮に入れなければなりません。

では、配当金に関して少しおさらいしましょう。これは年に二回企業が株主に支払います。また、持ち株数に応じて支払われ、一株あたりの額は企業によって異なります。業績によって額は変動し、無配という配当がない場合もあります。一株あたりの配当金の額を現在の株価で割ったものを配当利回りといいます。この配当利回りが高いと株主は嬉しいですね。では、数ある企業から株式を購入する時にこの配当利回りが良い企業を選べばいいのでしょうか。そういうわけではありません。この選び方こそが今回の株式投資のやり方で大事な部分になってきます。上でも書いた通り、この方法は長期で徐々に資産を増やしていくやり方なので短期的に利回りがいいもの選ぶと続かないので良くありません。業績や配当金の額の変動をよく見てこの先も長期的に保有していけるだろう株を選ばなければいけません。選び方は人それぞれです。例えば優待が充実していて長期で保有していてメリットが有る株を選ぶというのも一つの方法です。また、とても大きな企業で配当金額が下がりにくそうな株を選ぶのも良いと思います。

運用の仕方。

では株を決めて購入します。この時に初期費用がかかるので無理ない範囲で投資をしましょう。生活費など、必要な資金を投資に回すのはおすすめしません。失っても耐えられる範囲内での投資を心がけましょう。差益で儲けるようなやり方でないとはいえ高い時に買ってしまっては損になる場合があるのでそのあたりの額もきちんと調査した上で購入するのがおすすめです。購入したらあとは待つだけです。株価が下がってしまってもすぐに売ってしまっては配当金ももらえず損になるだけです。もちろん自分の決めたロスカットの率を超えたら売るのはありです。落ちていく株をズルズルと保有し続けるのも得策ではありません。そのラインに達するまでは頑張って我慢しましょう。あとは配当金を受け取るだけです。

配当金がもらえる権利確定日付近に買って配当金を受け取ったら売る、というスタイルもありますが私はおすすめしません。他にも直前に買い確定日後に売る人がいるからです。これにより、直前は株価が上がり、確定日後に下がります。それにより、買うときには高い額で、売るときに安い額で売ることになってしまうので配当金分の利益が差益で打ち消されることすらあります。

また、長期で株を保有することには他にもメリットがあります。それは長期で見ることによって株価の上下に合わせて株を買い足すことができるという点です。配当金の利益や、株価が上がった時に売って手に入れた資金で安い時に保有している株を買い足せば良いのです。その企業から得た資金で購入するので新しく自分が追加投資する必要はありません。このようにして自分の決めた企業の保有株を育てていくのです。保有する株が増えればその分配当金も増えます。長期の投資だ、というのはここから来ています。時間をかけて育てれば育てるだけ資金を増やしやすくなります。

もちろんこの方法でも分配は必要です。いくつかの株を同時に育てていきましょう。差益で儲けるやり方ではないのでリスクがそこまで高くはないですがやはり避けることはできないのできちんと分配でケアすれば盤石です。

まとめ。

今回はおすすめの投資方法とその運用について解説しました。これはとある講演会に参加した際に一人の資産家の方が話していた内容を自分なりに考察して考えた方法です。もちろん投資に答えはないのでこの方法こそが正しいとは断言できませんが長期での投資が可能ならリスクとリターンのバランスがとても良い方法だと思っています。是非参考にしていただけると嬉しいです。