投資初心者の勉強日記3日目。〜国債とは〜

はじめに。

前回から投資の方法を一つずつ解説しながら紹介していますが、一番リスクが低いとされている定期預金に続き今回は同じくらいリスクが低いとされる国債について紹介していきます。

国債とは?

そもそも国債とは「国庫債券」の略称で国が発行する債券のことです。債券とは国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券のことです。その債券には満期が定められており満期になると、額面金額が投資家に払い戻されます。また、満期になるまでの期間は利子が発生するので投資家は債券を購入する形でお金を貸す代わりに利子を受け取り利益を得ます。

では、なぜリスクが少ないのでしょうか。それは国債の発行体が国だからです。預金と違い1,000万円の原本保証はありませんが、国が破綻しない限り額面の金額は払い戻されます。もちろん国が破綻しないとは限りませんが他の投資の方法と比べると圧倒的に低いリスクと言えます。むしろ1,000万円以上の額面の場合は預金より安全と言えるかもしれせん。また、種類によっては1万円から投資できるのも低リスクだと言えます。

そしてリスクが低ければリターンも低いのが投資だというのは前回もお伝えしましたが、この国債も大きなリターンは望めません。どれくらい資産を増やせるかの前に、まずは国債にもいくつか種類があるのでそこから説明していきたいと思います。

まずは大きく分けて「利付国債」と「割引国債」があります。利付国債とは半年ごとに利子が支払われ、満期になると原本が払い戻される国債です。この利付国債の中でもいくつか種類が分かれていて、利子額が一定である「固定利付国債」と利子額が変動する「変動利付国債」、購入が少額から可能で一定期間経過後の中途換金も可能な「個人向け国債」があります。さらにそれぞれの種類の中で期間が2年から40年のものまであるので自分の資産や計画に柔軟に投資の方法を選択することができます。

割引国債とは利子の支払いが無い代わりに利子相当の金額があらかじめ差し引いた額で発行されて、満期時に額面金額で払い戻される国債です。つまり、発行時の金額と払い戻される時の金額の差額が利益となります。こちらは利付国債に比べて満期が短期間で設定されていて2ヶ月から1年のものまでがあります。

国債の悪い点。

ここまでは国債の良い点ばかりを説明してきましたがもちろん悪い点もあります。まずは預金と違い期間が長いものが多く、途中で換金することができない点です。個人向け国債は途中で換金できると書きましたがそれも最低1年間は保有する必要があり、利益がほとんど出ない状態での換金になるためオススメはできません。なので長期の資産運用計画ができている上で、確実に期間の間保有できる場合でないと購入しづらいです。

また、いつでも購入できるわけでないというのも悪い点の一つです。国債自体は毎月発行されていますが購入する場合は募集期間内に申し込む必要があります。

まとめ。

今回はリスクの低い投資である国債について説明しました。利子額の固定と変動によって種類が違っていたり、期間が中期から長期のものまであるため預金に比べると選択肢が多く、より投資をしている実感が得られるのかなと思いました。次回以降もまたリスクの低いものから説明していこうと思います。