みんな褒められるべきなんです!

皆さんは最近なにか褒められた記憶がありますか?今回はコミュニケーション論とはちょっと違いますが「褒められる」ということについて書いていこうと思います。今まで何回も人は肯定されたがるものだと書いてきました。肯定される、と一言に言っても共感してもらえるや認められることなどが主ですが褒められることももちろん肯定の一つです。その人のしたことが素晴らしいから褒める、思いっきり肯定ですよね。

では、冒頭で書いた通り、最近いつ褒められましたか?何をしたときでしょうか?すぐに思い浮かぶ方はとてもいい環境にいると思います。自信を持っていいと思います。では思い浮かばない方。別にその人が悪いわけじゃないんです。周りにたまたま褒めてくれる人がいないだけなんです。これで今回のタイトルに繋がるわけですが私はみんなどんどん褒められるべきだと思っています。ほんの小さなことでもいいんです。

突然自分のこと書き始めますが私は昔からあまり親から褒められてきませんでした。テストでいい点をとっても「なんで満点じゃないの」とか「まぁそれくらいできて当然でしょ」みたいな言葉が飛んでくるだけで褒められることはありませんでした。褒められずに育った子は自己肯定力が低くなり「自分なんてどうせ・・・」と考えるようになると言われています。例に違わず私もネガティブな性格に育ったと思います。ただ、ありがたいことに転機が訪れました。大学生になりバイトを始めたのですが、もとから要領が良かったこともあり多くの業務を任せてもらうようになりました。そしてその業務をこなすと店長から褒められるんです。よく頑張ってくれたね、って。他の人からしたら当たり前のことかもしれません。でも自分にとって何かをしてそれに対して褒められるというのがこんなに嬉しいことだとは分かっていなかったのです。

それから数年経って今は別のバイト先で後輩を教育をする立場にいます。複合カフェと呼ばれるところなのですがひたすら褒めて伸ばすスタンスをとっています。「その盛り付けきれいじゃん!いいね!」とか「さっきの接客丁寧で良かったよ」とかすごく些細なことでも良いところがあったら褒めるようにしています。最近後輩から「〇〇さんはいつも褒めてくれるから頑張れるんです。」と言ってもらえました。これを聞いてちゃんとみんなが褒められる嬉しさを分かってくれてるんだな自分まで嬉しくなりました。そしてその後輩たちが人の先輩になった時に彼らの後輩に対して褒めてあげられるようになってほしいなと願っています。そして、この輪が広がってもっとお互いに褒め合うような環境ができるといいな、と。

冒頭に書いたことに重ねて書きますが皆さんはもっと褒められて良いんです。他人に褒められなかったら自分で自分を褒めても良いんです。「今日も学校にちゃんと通ってて偉いね」「毎日夜遅くまで仕事して偉いね」って。誰がなんと言おうとあなたは絶対に褒められるべき人間ですよ。