投資初心者の勉強日記2日目。〜預金も投資?〜

はじめに。

前回は投資とは何か、について記事を書いたのですが、記事の最後に投資にはハイリスク・ハイリターンのものもローリスク・ローリターンのものもあると書きました。つまり投資と一言に言っても種類が多くあるのです。今回からはその一つ一つに焦点を当てて自分なりに解説していこうと思います。まずは初回ということで最もローリスク・ローリターンと言われている投資の方法をご紹介します。

預金も投資?

最もローリスク・ローリターンと言われる投資の方法は預金です。え?と思う方もいるかもしれません。前回の記事で投資と貯蓄が違うというような書き方をしたからです。実は貯蓄と言っても銀行に預金すれば立派な投資になります。また、預金にも普通預金定期預金とあります。普通預金は一般的なもので利用者はいつでもお金を下ろすことができます。しかし、定期預金は最短1ヶ月など一定期間お金を下ろすことができない期限を設ける代わりに利率が普通預金に比べて高く設定されています。

さらに預金は単利複利があります。単利は預けた原本にのみつく利息のことです。例えば100万円預金して年利が単利10%だとしましょう。一年預けたとすると10万円の利息がつくので預金額は110万円になります。もう一年預けた場合も原本100万円にのみ利息がつくので10万円の利息が得られ、預金額は120万円になります。では複利の場合。これは原本だけではなく、ついた利息にも利息が付きます。例として同じように100万円預金したと仮定しましょう。今回は年利が複利10%とします。1年目は原本しかないので単利の場合と同じで100万円の10%である10万円が利息としてつきます。二年目からが単利と異なってくるのですが、原本に加え利息にも10%の利息がつくので110万円の10%、つまり11万円が利息としてつき預金額は121万円になります。このように複利のほうが単利より多くの利息がつき、この差は長く預金すればするだけ大きくなっていきます。

また、最もリスクが少ない投資の方法として紹介しましたが、リスクが全く無いというわけではありません。預金先の銀行が破綻してしまった場合があるからです。しかし、預金保険制度というものがあり、預金保険機構が原本1,000万円とその利息までは保証してくれます。なのでよほどのことがない限り自分の資産は守られるのでリスクが少ないとされているのです。

ただリスクが少なければその分だけリターン、つまり利益が少ないのが投資です。現在、利率の良い銀行ですら年0.2%ほどの利率になっています。つまり100万円を預金したとしても一年で増える額は2,000円ということです。ここから手数料分が引かれて…と考えると資金が増えたとは言えません。つまり預金は最もローリスク・ローリターンな投資の方法ではありますが、資金を増やすというよりは自分の資金を安全に保管しておく意味合いの方が強いと言えるのではないでしょうか。