投資初心者の勉強日記8日目。〜株式投資のリスクを減らすには〜

はじめに。

前回、前々回と株式投資のメリット・デメリット、リスクについて解説してきました。今回はとても大事なリスクの軽減方法について書いていこうと思います。株式投資を始めてみようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

前回の株式投資のデメリットとリスクを解説した記事はこちらから。


キーワードは「分散」

『卵は1つのカゴに入れてはならない』という言葉が投資の世界では有名です。これは1つのカゴに卵を入れてしまうと不測の事態が起きたときにすべての卵が割れてしまうので複数のカゴに分けておこうという意味です。なぜこの言葉が投資の世界で有名なのでしょうか。それについて解説していきます。

株式投資のリスクを軽減する方法には分散投資というものがあります。これは買う銘柄や時期などを分散させることでリスクを軽減する方法なのですがなぜ分散することでリスクを軽減できるのでしょうか。保有した企業の株価が下落したときやその企業が倒産したときにその株だけを持っていたとしましょう。下落した場合はまた上昇するかもしれませんが倒産した場合は悲惨です。自分が投資していた資金をすべて失うということになります。これを避けるためになるべく分散させてダメージを受けにくくするのです。では分散とは一言に言ってもどのような分散があるでしょうか。

銘柄の分散。

まずは銘柄の分散です。つまり、購入する株を様々な企業に分散するということです。この分散の方法にもいくつかあるのですが全く関連のない会社同士の株を買うのが良いとされています。上がり目のある関連企業に分散させるのも良さそうに見えますがどこかが落ち始まるとそれに伴って関連企業も一緒に落ちる場合があるので株価の動きに関連のない銘柄に分散させましょう。また、輸出企業と輸入企業のように逆の動きをする銘柄を買うのも一つに戦略と言えます。

時間の分散。

次は時間の分散です。これは一つの銘柄を買うにしても一度に大きく資金を投入するのではなく買うタイミングを分散せることでリスクを軽減する方法です。ではなぜ時間を分散させることがリスクの軽減につながるのでしょうか。それは株価が常に変動しているからです。自分がある株を買ったときに価格が高い状態で買ってしまったらそこからの上がり幅は期待しづらいですよね。また、逆に売ろうとしたときが安い価格だったら損をしてしまいます。これを避けるために時期を分散させることで株の売買価格の平準化させるというのが狙いです。

また、時間の分散にはもう一つの意味があります。それは長期で株を保有することで株価の振れ幅を安定化させるという長期投資のことです。何度も言っているように株価は常に変動しているため短い期間で見ると株価の振れ幅は大きくなってしまいます。それを何年もの長期の期間で見ると株価の上下も収束し安定します。これにより損をするリスクが減ります。また、長期で持っていれば配当金を手に入れる機会も多くなります。しかし、この長期投資には会社の安定が必要なので注意しなければなりません。

まとめ。

今回は株式投資におけるリスクの軽減の仕方について解説しました。株式投資は「難しい」や「危険」と言われることが多くありますがこのように上手くリスクを回避して投資すればしっかり利益を上げることができます。しっかりと知識を身につけて計画的に投資することが大切だと思いました。