投資初心者の勉強日記4日目。〜外貨預金とは〜

はじめに。

今回も投資の方法を一つご紹介します。一番最初に定期預金を紹介したのですがそれと似たような外貨預金を説明していきたいと思います。「似たような」とは言いましたが調べてみると全然違う点も多くあったのでその点にも注目していきます。

定期預金について紹介している記事はこちらです。


外貨預金とは。

まずそもそも外貨預金とは何なんでしょうか。文字のとおりではあるのですが自分の資産を外貨にして預金するということです。では、日本で預金するのと何が違うのでしょうか。それは利率の高さであり、これが外貨預金の一番のメリットです。とある外貨預金のサイトでは米ドルで5%や3%といった数字まで見受けられます。これは日本での定期預金の利率である0.2%などと比べると破格の数字です。ただ、この5%といった数字はキャンペーンで初回の3ヶ月のみなどの条件付きの数字であり、それ以降は0.5%などの利率になっています。しかし、0.5%だとしても日本に比べると高い水準なのでリターンは大きく見込めるかもしれません。

ここまでの情報を見るととても良い投資の方法のように見えますがもちろん良い面もあれば悪い面もあります。実は外貨預金はこの悪い面の方が大きく、あまりおすすめできる投資とは言えません。では悪い面について説明していきます。

外貨預金のデメリット。

まずは日本円を外貨にするときと外貨から日本円にする時に手数料がかかるということです。実はこの手数料が年換算で全体の数%になることもあります。上で利率が初回3ヶ月、5%になるという話をしましたが、一年の残りの9ヶ月は0.5%などまで落ちるので年換算すると1%前後に落ち着きます。つまり手数料のほうが利息より多くかかることもあるということであり、これでは損するだけになってしまいます。

もう一つは悪い面であるとともに良い面にもなりうるのですが外貨なので為替の変動の影響を受けるということです。円高が進んでしまえば外貨にしたときの価値より下がってしまい、これも同様に損することになってしまいます。もちろん、円安になればその逆で利益を得ることができますが、手数料の関係でマイナスからスタートなのは変わりません。さらに、うまく為替の差で利益が出たとしてもその差益は雑所得扱いになって20.315%の税率が発生します。

まとめ。

このように為替手数料でマイナスからのスタートなのにも関わらず、円高になった場合は損をし、円安になった場合はその利益からいくらかが税金として引かれてしまいます。もちろん税金で引かれても良いくらい差益が出せる自信があるなら外貨預金は試してみてもいいかもしれません。ただ、これから投資を始めようとする方にはオススメできないのかな、と感じました。