印象に残っているヨーロッパサッカー×日本人選手(今週面白かったコンテンツ1/29~2/4)
昨年末、ワールドカップでの日本代表の大躍進以降
ヨーロッパでプレーする日本人選手の活躍が止まりません。
筆頭はブライトンの三笘選手ですが、上田選手も3試合連続ゴール、浅野選手も待望のシーズン初ゴール、守田選手も2ゴール、遠藤航選手もミドルを決めるなど…
おそらく、日本人のヨーロッパ挑戦が始まって以降、史上最高の活躍を見せています!
ヨーロッパに挑戦する選手たちを10年以上も見ている私としても、大変に感慨深い…これだけ日本人が活躍しまくる日が来るなんて…
ということで、今回は個人的に過去のヨーロッパで印象に残っている日本人選手の活躍を振り返りたいと思います。
(ちなみにヨーロッパサッカー自体は、ギグスやベッカム、スコールズがいた頃のユナイテッドぐらいから見始めていますので、それ以降の選手がメインです)
1. セルティック/中村俊輔
まずは最初、私の思春期ど真ん中でめちゃくちゃ活躍していた中村俊輔選手。
当時の状況としては、2006年のドイツW杯でめちゃくちゃ期待された日本代表が惨敗、トップスター・中田英寿も電撃引退、日韓W杯から続いた日本でのサッカー人気もひと段落してしまい、ヒデに始まった海外での日本人サッカー選手フィーバーも収束し、海外挑戦する日本人選手がほぼいなくなった、という時代でした。
一方でヨーロッパサッカーでは、クリスティアーノ・ロナウド、メッシの2大巨頭が台頭し、バルセロナとマンチェスターUがヨーロッパの舞台で暴れ回っていました。
そんな時、唯一と言ってもいいくらい、日本に毎週のようにヨーロッパでの活躍を見せつけていたのがセルティックの中村俊輔選手でした。
当時、地上波の深夜帯でサッカー番組がいくつかあったのですが(やべっちFC、スーパーサッカー、MONDAY FOOTBALLなど)、毎週のようにスコットランドでの活躍を見せつけ、更には当時の超強豪・マンチェスターUからFKで二発もゴールを奪ったのはカッコ良すぎました…
中村俊輔選手は日本代表でも中心を張っていたのですが、2010年南アフリカW杯では大会直前に、控えに回ることに。ヨーロッパで戦いながら日本代表と二足の草鞋を履き続けることは想像以上に大変だったと思います。
ただ、彼の活躍があったからこそ、その後のイギリスやヨーロッパで日本人選手が挑戦しやすくなった、というのは間違いありません。
そんな中村俊輔さんも昨年で引退、本当に本当にお疲れ様でした…
2.ドルトムント・マンチェスターU/香川真司
そんな中村俊輔選手が日本に帰ってきた2010年。入れ替わるように海外へ飛び立ったのが香川真司選手でした。
当時、所属していたセレッソ大阪はJ2からJ1へ昇格したばかり。
香川自身もJ2でのプレーは印象に残っていたものの、J1で活躍もそこまでしていなかった中での移籍だったので、いきなりドルトムントって大丈夫?という印象だったのを覚えています。
ドルトムントといえば、ドイツの超名門でチャンピオンズリーグ制覇も経験しているチーム。いきなり活躍できるわけ…と思ったら、マジでめちゃくちゃ活躍しちゃいました。
当時のブンデスリーガで圧倒的な強さを誇ったバイエルン(今も強いですが)を下して、ブンデスリーガ2連覇(ちなみに監督は現リバプール監督のクロップ)。しかも点も取りまくって、チームの主軸(2年間でリーグ戦・49試合21ゴール)。
そして…ブンデス連覇の後に、ついに世界的名門のマンチェスター・ユナイテッドに移籍してしまったのです。
当時のマンチェスターUは、チャンピオンズリーグでバルセロナと勢力を二分していた時代からやや陰りは見えていたものの、プレミアリーグでもヨーロッパでも超強豪。正直当時のプレミアでは、何をやっても最後はマンチェスターUが勝ってしまう、という憎らしいくらい強いチームでした。
そんなマンチェスターUで、香川選手はなんとハットトリックも達成
この試合、生中継で見ていましたがめちゃくちゃに興奮しました。
香川のマンチェスター伝説がいよいよ始まる…っ!
と思ったのですが、加入翌年にファーガソン監督が勇退。その後の監督たちからは冷遇を受け、ユナイテッドも徐々に地盤沈下。
再び香川選手はドルトムントへと戻っていきました。
そんな香川選手、今年からJリーグに帰ってきました!!
ヨーロッパのDF陣をキリキリマイにしていたスーパープレーを、Jの舞台でも再び!
3.インテル/長友佑都
香川とタイミングを同じくしてヨーロッパに渡った長友選手。
2010年W杯では無限のスタミナと、小柄ながら強靭なフィジカルで存在感を示し、翌年のアジアカップ制覇にも貢献。
ヨーロッパ挑戦からわずか半年で、イタリアの名門・インテルに移籍が決定したのです。
インテルはイタリアのビッグ3と呼ばれるクラブで、チャンピオンズリーグを制覇も経験。長友のインテル移籍は移籍期限の最終日に唐突に決定したこともあり、当時の2chで移籍のリアルタイム実況がめちゃくちゃに盛り上がっていました。
それまでの日本人選手の海外挑戦はほとんどが、MFでしかも2列目の選手が多かった(フィジカルよりもスキルが求められることが多い)中で、フィジカルバトルが必須のDFとして名門クラブへ移籍したことが衝撃でした。
インテルでは最初こそ適応に苦しんだものの、持ち前の体力とクロスで存在感を示し、結局は8年間もインテルでプレー!名門クラブでも多くのレジェンド選手(サネッティ、スナイデル、エトオなど)とプレーして毎週の活躍を楽しみにさせていただきました。
今やただのブラボーおじさんの印象が強いですが、イタリアの超強豪でこれだけ長い間活躍できる、しかもDFでずっとスタメンを維持、というのは並大抵のことではないです。本当に凄い選手なんです。
ちなみに長友選手が初ゴール時に見せたお辞儀パフォーマンス、その後のアジア系選手も真似するくらい定着しています
最後に
上にはあげられませんでしたが、海外で活躍する日本人選手は常に憧れかつ勇気を与えてくれる存在でした。
彼らの挑戦の礎があって、今の日本人選手たちものびのびと活躍できているのだと、きっと思います。
にしても、ブライトンの三笘選手は凄すぎます、多分過去最高レベルの活躍を今後見せてくれると思います。ブライトンの試合、毎週Abemaで無料で見れるので、是非是非見てください!!!
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