【サの裏】サウナ屋店長が考える お店を運営していく上で最も大切にしていること
この記事は、サウナ屋さんの店長をしながら気付いたヒントを独り言のようにぼやいている記事です。お暇な方はどうぞお付き合いくださいませ。
■優先事項
とあるサウナ屋さんで店長をしています。
店舗責任者をしているので、まぁまぁ色んな仕事が舞い込んできます。
業者さんとのやりとり、アルバイトの面接、シフトの作成や調整、SNSチェック、事務所やバックヤードの整理、備品の棚卸や買い出し、、、
どれも大切な仕事なんですが、最も大切にしている優先事項があります。
それは『平常運転』です。
■平常運転
平常運転とは、その名の通り、いつものように運営していくことを指します。
昨今のサウナブーム、どんどんお店の数が増えていって東京都では900件以上ものお店があるようです。
(サウナイキタイ登録店舗数)
東京都の面積からすると2.4k㎡に1軒ある計算で、四方が1.5kmの枠の中にサウナが1つあるということ。
つまり歩けばサに当たる訳です。
そうなると競合が多すぎて平凡では目立てない。
何かに特化していたり、印象的な作りになっていたり。
都内のサウナ店は生き残るために必死でしょう。
一方で私のお店はと言うと、まだまだサウナが市民権を得ていない地方の一角にポツンです。
同業の競合はありません。
まずやるべきはサウナの人気を高めることであり、毎日来てくれる人を増やすことです。
必要なのはサウナ店として尖ることではなく、サウナ機能を安定して供給し続けること。
つまり平常運転を維持することだと考えるのです。
日常業務を大事にしなければなりません。
■日常業務
日常業務、いわゆるルーティンってやつ。
私はとても大事にしています。
タオルを準備しておくこと、お釣りを準備すること、マットを洗っておくこと、トイレを掃除すること、ゴミをためないこと。
当たり前の作業に対して手を抜かない。
凡事徹底。
■凡事徹底
これがなかなか難しい。
建築業界大手の大和ハウス工業さんもスローガンに掲げているくらい、意識して取り組まないと徹底できないことなんですね。
仕事に慣れてくると手を抜く人が出始めます。
単に飽きるんでしょう。
そして中には周囲とは違うことを示すために、ちょっと変わった視点で他の人は思い付かないような事を運営提案してくる人もいます。
本人は仕事をした気でいるし優越感なんでしょうが、お見通し。私はこれを否定します。
建設的な意見でも凡事徹底の無い人の意見は聞くに値しません。
『とても貴重な意見ですが、あなたのやるべき仕事はまずはコレです。ルーティンを毎日極め続けてから次のステップへ行きましょう。』
何を言ったかではなく、誰が言ったかが重要です。
■安定供給
私のお店においてはサウナの人気を広めることが使命と感じています。
そのために必要なことは、サウナに興味を持った人が足を運んだときにすぐにサウナを利用できるようにすること。
一度来た人に良い印象を与えてまた来てくれるようにすること。
つまり安定供給することが使命です。
いつもキレイでいつもいいサウナ。
当面はこの繰り返しに全力投球でまいります。