松本人志 私論1

先日中田敦彦のYouTubeで「オリラジアカデミー」を見た。テレビの歴史について語っていた。電通にここまで食い込んで話せるのはさすがとしか言いようがない。ことごとくネットニュースにならないことも含め、とても素晴らしい出来だったと思う。
ただ、一つ違和感を感じたのはHEY!HEY!HEY!のくだり。HEY!HEY!HEY!は歌唱を減らしトークを増やすことで減った予算に対応している、という切り口だったが、私は、ここで松本人志の凄まじさも語って欲しかった。まあ揉めた相手なので難しい部分もあったかとは思うが、テレビ史を語る上で松本人志を外すのは勿体無い。
テレビにおける松本人志とはなんなのか、
一言で言えば最強コスパ、だと思う。
松本人志の発明品は、とにかくお金がかからない。
HEY!HEY!HEY!でのミュージシャンとのトークは当然として、ガキでの笑ってはいけない、すべらない話、IPPONグランプリなど。セットの豪華さに目が眩みやすいが、基本全てサイコロ一つ、フリップ一枚で済むものばかりである。(笑ってはいけない、はお金が掛かっているがシステムはとてもシンプルで予算が少なくても対応は可能なフォーマットである)
そして、昭和の時代の大予算をかけた数多の番組より遥かに面白いのである。
時々ダウンタウンのギャラが高いというネタを見ることがあるが、松本人志のテレビへの貢献度から考えればあまりにも安い値段で使っていると僕は思う。
松本人志の引退が近づく中、自分の中の松本人志論を今後も整理していきたい。

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