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横山武史は大丈夫か!?若武者の大本命馬でのGⅠ騎乗成績とは
無敗の皐月賞馬の唯一の死角に!?
今年の日本ダービー、主役は間違いなく皐月賞を制したエフフォーリアだろう。
新馬戦、百日草特別、共同通信杯とトントン拍子で勝ち進み、迎えた皐月賞も番手から抜け出すという王道のレース運びで快勝。デビュー5年目の鞍上・横山武史のGⅠ初制覇と相まって大きな話題になった。
こうなると目指すは当然ダービー。各陣営は「打倒エフフォーリア」を目指して牙を剥いているわけだが……各プレップレースを終えた5月10日時点でのダービー出走予定馬を見ると、これといったライバル馬は見当たらない。
馬の実力からしたら、エフフォーリアの二冠達成は限りなく100%に近いが……鞍上を務める横山武史はどうだろう。
皐月賞は最終的に2番人気だったため、あくまで挑戦者としてレースを迎えられたが、ダービーでは1番人気を背負い、ライバルからの挑戦を受けて立つ立場になるのはほぼ確実。ましてや今回は単勝1倍台という圧倒的な支持を受ける可能性すらある。
かつて安藤勝己はインタビューで「単勝1倍台の1番人気馬に騎乗してのGⅠ」が最もプレッシャーがかかり、体験したくない事と語っていた。
百戦錬磨の大ベテラン・アンカツでさえ、単勝1倍台の馬でのGⅠ騎乗はプレッシャーがかかるというのだから、デビュー5年目の若武者にとってはその比ではないだろう。
では、過去の騎手たちはどうだったのだろうか。ということで、2021年4月時点で現役の騎手がデビュー5年目までにGⅠで単勝1倍台の大本命馬に乗っていた際の成績を調べてみた。
ジャパンC、有馬記念を制した騎手も!
デビュー5年目以内の騎手がGⅠで単勝1倍台の馬に乗っていた際の成績
【8・4・1・2】
※地方競馬出身、海外競馬出身の騎手は除く
対象となるケースが15例もあったが、144人の現役騎手のうち、該当したのは武豊、吉田豊、和田竜二の3名のみだった。
この中で複数の馬に騎乗したのは武豊だけで、武豊個人の成績は[3・4・1・2]。要するに武豊以外の2騎手は絶対的な本命馬に大舞台で騎乗しても、しっかりと結果を残していることがわかる。
ちなみに吉田豊はメジロドーベル(97年秋華賞)、和田竜二はテイエムオペラオー(00年春天、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念)がこの時のパートナー。のちにGⅠレースを5勝以上した歴史に残る名馬たちだったのも印象深い。
もしもダービー当日、エフフォーリアが単勝1倍台という圧倒的な支持を受けて勝つようなら、将来、このクラスの馬たちと肩を並べる可能性が出てくるだろう。今年のダービー、エフフォーリアの単勝オッズにひそかに注目しておきたい。