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先生、旅人と旅行者の違いはなんですか?と聞かれて。

先日、レッスン終了3分前に生徒から「旅人と旅行者の違いはなんですか?」と質問がありました。

今まで深くこの二つの違いについて考えたことがなかった私は、タイムリミットがあったので、旅人は「旅をする人」、旅行者は「旅行をする人」と答えました。

次に、”journey”と”travel”の違いは何かを生徒に質問しました。生徒が自分で分析し、旅人と旅行者の違いについて納得する形でレッスンが終了しました。

その後、一息ついて私も辞書を使いながら旅人と旅行者の違いについて考えました。



Journeyとは


a traveling from one place to another, usually taking a rather long time.

ある場所から別の場所への移動で、通常はかなり長い時間がかかるもの。

(Dictionary.com)

そして、経験としての意味の” journey”もありますので、こちらに載せておきます。

a set of experiences that someone has over a period of time, especially when they change the person in some way.

ある人が一定の期間にわたって経験する一連の体験、特にその人に何らかの変化をもたらすことを指す。

日本語の辞書で調べた「旅」とは

旅とは

住んでいるところを離れて、一時、他の土地に行くこと、またはいること。

(現代国語例解辞典)

私の中で、「旅」は壮大なイメージを持っています。長期的で感傷的、冒険的なニュアンスを含む場合に使われ、過程や経験にフォーカスし、また文学的な文脈で使われることが多いです。

日本語には「旅立ち」という言葉があります。これは、何か新しい門が開き、次のチャプターに進む、新しい生活が始まることを意味し、同じ場所に戻ってこないことを表します。つまり「門出」ですね。(これも歴史を感じる語彙ですね….! )

旅人にロマンを感じる

「旅人」とは、長期間にわたる移動や冒険、深い意味合いのある旅に出る人を指すことが多いようです。ロマンを感じますね・・・!

また、「旅人」は文学や詩や歌詞の中で使われることが多く、ロマンチックな響きがあります。歴史を語る上でも、「旅」や「旅人」という言葉がよく使われます。

旅に行く、と書く旅行について

次に、「旅行」について。


レッスンでは”travel”を出しましたが、”trip”もほぼ同じ意味だな、と気づきました。ただ、期間が違います。

travelとtripの違い

“travel”とは

to make a journey, usually over a long distance
長距離を移動する旅をすること。

Cambridge dictionary

“trip”とは

a journey in which you go somewhere, usually for a short time, and come back again. 

どこかに行って、通常は短期間で戻ってくる旅。

Cambridge dictionary

“journey”は長期間、”travel”は中期間、”trip”は短期間の他の場所への移動を意味します。さらに、“travel”と”trip”は必ず出発地(自宅)に戻るが、“journey”は戻らない可能性もあります。

旅行を辞書で引いてみた

次に「旅行」を辞書で引いてみると

旅に出ること

(現代国語例解辞典)

え!笑 そりゃそうだけど、ちょっとあっけない説明でびっくりしてしまいました。笑

私の中での「旅行」は、目的地に行くこと、その過程を楽しむために移動することを指す印象を持っています。娯楽だけでなく、仕事のための出張も旅行のカテゴリーに入るのではないかと。つまり、さまざまな目的で移動する際に使われることが多い気がします。

言い切っていないのは、自信がないことの表れですね。それくらい「旅」と「旅行」は似ている言葉です。

AIに画像生成してもらったら、こんなイメージが出てきた。

そして、AIに画像生成してもらいました。イメージと一緒に見ると、違いがわかりやすいと思います。

まずは、旅人


何度やっても、徒歩での行動しか出てこなかった…!


楽しそう!ポイントは移動手段である飛行機やバスも出てくるところでしょうか。


旅と旅行、旅人と旅行者を比べた時に、「あれ?旅行者と観光客の違いは?」という疑問も私の中に浮かんできたので、明日はそのことについて書こうと思います^^


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