徳力基彦氏の「ビジネスに役立つnote勉強会」講演メモ
2024年10月15日、note主催の「ビジネスに役立つnote勉強会」に参加してきました。
講師はnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦氏。
noteは使い道が思い浮かばず放置していましたが、どうせなら何か仕事に役立てられればいいなーと思い参加してみました。
noteを書いたからと言ってすぐに仕事に結びつくわけではないけど「noteを書き続けていたら仕事につながるかもね」「だったら書かないよりは書いたほうが良いよね」というのが受講後の感想。
あとは「いきなり文章を書くのはハードルが高いから、メモレベルから始めたら良い」というのは妙に納得しました。
というわけで情報発信の手始めとして、講演時に取っていたメモを公開します。
まずは「メモ」から
個人や企業の情報発信≠メディア
いきなりメディアを目指さず「メモ」から始める
コミュニケーションを目指してnoteを使う
日頃から文章を書いている人ほど記事を完成させられない
これはよく分かる……ライターというだけで、なぜか文章を公開するハードルが上がる
「ライターなのに変な文章書いてる」とか思われるかも……的な?
そんなこと言ってたら、情報発信なんて永久にできないのでは?
最初はメモのつもりで公開してしまう
徳力さんのメモは次の3種類
講演メモ
読書メモ
ニュースメモ
講演メモ
徳力さんのnote記事『富士フイルム』講演メモ
メモレベルで公開しても「スキ」の数は2位に君臨している
最初に自分の感想を書いて、あとは講演内容を箇条書きにする
講演内容が中心のメモなので、書き手自身の創意工夫は必要ない
セミナーに参加したかったけどできなかった人に喜ばれる
メモは受け手によって伝わり方が違う
自分では価値がないと思っていても、欲しい人はいるかも
捨ててしまうのであれば公開したら喜ばれる(かも)、損はしない
そもそもPCにテキストファイルでメモを取っても、結局使わないことが多いのでは?
だったら公開しちゃいなよ(誰かの役に立つかもよ)
というわけで今回この記事を書いた
読書メモ
『ファクトフルネス』のメモは徳力さんの記事の中で「スキ」の数1位
本を読みながら重要なところに付箋を貼り、書き抜く
これもベースとなるのは本の書き抜きなので、自分の考えは少なめ
自分の中からひねり出した話では、富士フィルムの講演メモや『ファクトフルネス』の読書メモには勝てない
本の書き抜きは権利とか絡むのでよく調べた方が良いかも……
ニュースメモ
毎日のニュースから気になったものを選び、自分の考えや感想をメモとして添える
ニュースならネタ切れすることはないし、ハードルも低そう
メモのメリット
メモをネットに上げておくことで、後々自分の検索に役立つこともある
メモとして書くことで記憶にも残りやすい
せっかくメモを書いたんだから、ついでにアウトプットしておこう的な
誰にも読まれなくても当然(だってメモだから)
PVは気にしない(だってメモだから)
あくまでも「自分のためのメモ」というスタンスを忘れずに
noteを通じた「おしゃべり」を楽しもう
noteに上げたメモがコミュニケーションを始めてくれる
「誰かに伝えたい」「読みたい」が結びつけば、それはコミュニケーションと言える
記事が独り歩きしてコミュニケーションを始めてくれる
そういえば私も10年前ブログを始めた頃にそんなことがあったな
「ブログ読みました」と言ってもらえると嬉しいもの
noteに独り言を書くとおしゃべりになる
「僕はこう思います」という意見・感想を読みたい人が読んでくれる
間違っていたら訂正してくれる=過剰に炎上を恐れない
情報発信は車の運転のようなもの
インフルエンサービジネスや炎上商法=プロレーサーや暴走族ばかり目立っている状態
そこを目指す必要はない
何回もする話は記事にしておく
自己紹介
自己紹介がないのはオンライン上に自分がいない状態
そう言えばこのアカウントは自己紹介がない
仕事のノウハウ
共有することで自分が楽になるノウハウ
これは会社勤めの人向けかな
商品やサービスにかけている思い
自分が売るサービスについて書く
商品・サービスを売るのであれば、何かしらの思いはあるだろうから、それを熱量込めて書いておいたら役立つかも
業界の話題
ニュースのメモ
SNSはフロー、noteはストック
かつては「SNSとブログ」だったけど、今は「SNSとnote」の時代なのか?
noteとSNSの組み合わせ
SNS選択ポイント
noteを自分の「メディア」にするために
個人のコミュニケーションがメディア化することが(たまに)ある
今からnoteを始めるのはロングテールの右側にいる状態だが、やらないよりはやったほうが良い
ビジネスパーソンや会社としてのメディア
有料noteにする意味はない
記事そのもので稼ぐよりも、noteに記事を書くことでベースアップを目指す
メモがメディアになるかもしれない
記事をネット上に放流することで、勝手に営業活動をしてくれる
そのためには続けること(やめないこと)が大事
「宣伝」ではなく「会話」であることを忘れない
あくまでもおしゃべりであることを忘れない
リアルの場でも、いきなり宣伝したら相手に引かれる
まずは知り合いや社内向けに書く
「シンデレラシンドローム」ではなく「わらしべ長者理論」
いきなり王子様が現れるのを狙うのではなく、コツコツと実績を積み上げる
noteやSNSは『パーマン』のコピーロボット
記事さえ書いておけば、自分がいないところで勝手に働いてくれる
noteに関してはアナリティクス的な効果測定はおすすめしない
折れ線グラフは負ける
一度バズってしまうと、それを超えることに注力してしまいがち
それは本末転倒
「1スキ」に喜んでいた頃の初心を忘れない
月間ビュー数を目安にする
講演中にざざっと取っていたメモに、ちょこちょこ加筆しただけなので何のことかわからん……という人も多いと思います。まあ自分用のメモなので。
もっと詳しく知りたいよーという方のために、講演で使われていた資料のリンクを貼っておきます。
スライドだけじゃ足りないという方は、徳力氏の著書『自分の名前で仕事がひろがる 「普通」の人のためのSNSの教科書』をどうぞ。
今回の講演はこちらの本がベースになっていますので参考になります。
それにしてもマークダウンファイルで講演メモを作っておくと、noteに貼り付けるだけで良いので楽ですな。