【じーじは見た!】前編:世界森林資源評価(FRA)2020概要を見てみた⁉️
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
今年の夏は北半球の森林火災のニュースをよく目にしました。北半球の夏は南半球の冬、南半球の夏は北半球の冬なので1年中どこかで森林火災が起こっているのでしょうね。
今回は、FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations:国連食糧農業機関)の森林に関するレポートFRA2020(Global Forest Resources Assessments Main Report 2020)を見てみることにしましょう。
✅まずは、世界の森林の状況について
40億ヘクタール!膨大な森林面積なのでしょうが、ちょっとイメージするのは困難ですね。
さて、その森林ですが、上記の数字を見てのとおり1990年の調査開始以来、世界の森林面積は減少を続けています。
赤道を挟んで南北に広がる熱帯林(濃い緑色)が世界の森林の45%を占め、次いで亜寒帯の森林が27%、これらの森林地帯が世界全体の72%を占めています。
ご覧のように世界の森林の大半(93%)が天然林です。人工林は僅かなんですよ。そんな中で日本は世界の中では異質なくらい人工林に支えられているある意味先進的な国なのです。後でデータを示しますね。
👆上のグラフを見ると、南米とアフリカのいわゆる熱帯林が大きく減少しているのが分かります。
一方、アジアの森林が増えているのは、実は、中国が頑張って植林をしてきたおかげでなんですね。日本の人工林(植林地)は減っているんですよ。
✅植林してくれる企業やNPO・個人は大事!
日本がFAOに提出しているデータを見てみましょう。
統計上は僅かではありますが、2007年から5年毎の調査で日本の植林地の面積は10,326千haから10,184千haへ▲142千ha(▲1.4%)減っているんです。
先程見たように世界は、93%が天然林ですが、日本は森林24,935千haの内、10,184千ha(40.8%)が人工林なんですね。
戦時下で過伐して燃料等のために自ら禿山にしてしまったのです。戦後、その禿山に杉や檜を植林して、国土の68%の森林地帯に樹木が復活しましたが、残念ながらその資源を食いつぶしています。
字が小さくて見えないかもしれませんが、日本の国土36,456千haの内、24,935千ha(68.4%)が森林です。
80年代に世界第2位の経済大国になったと我々が自慢していた一人当りGDPもその後30年間給料の上がらない、人を安くこき使うコストダウンばかりに取り組んできて韓国にも抜かれてしまい、見る影もありません。
環境先進国と国民に吹聴してきたのに温室効果ガスの減りは少なく、植林地は減少しているのが我が国です。
再植林がされていない詳細(木を植えても儲からない)が知りたい方は下記をお読みください。
✅アジアの森林増加は中国のお陰!
中国も経済発展の末に日本のように木を植えても儲からないからと植林資源が減りだすかもしれませんが、今は、中国の森林資源増加が世界の森林減少の歯止めに役だっています。
上記👆が中国のデータです。1986年の人工林(植林地)面積が27,723千haだったものが、30年後の2016年には70,070千haと2.5倍に広がっています。天然林面積も順調に増えており、一度も減少傾向を示していません。
こんなことは学校の授業では教えないでしょうね。中国が世界環境に貢献している部分や逆に日本が植林面積を減少させている情けない面があることをこれまでマスコミが報道することもなく、大本営発表をそのまま国民に知らせてきただけですからね。
今は、SNSの発展でじーじですらこんなデータに行き着くことも、事実を紹介することも可能になり、日本のあかんたれなところがどんどん明らかになってきています。
でもじーじは日本政府を批判している訳ではなく、日本のポテンシャルを活かした政策を実行すれば、日本復活は間違いないと信じたい、そのポテンシャルを持った国だと言っているのです。
さあ、後編でももう少し詳しくFRA2020を眺めてみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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