不妊症の方必見!不妊症の原因5選とその解決方法!!
不妊症の原因とその割合
1.卵巣因子が20.5%
2.卵管因子が20.4%
3.子宮因子が17.6%
4.免疫因子5.2%
5.男性因子が32.7%
という調査結果があります。
(日本授精着床学会・倫理委員会:非配偶者の生殖補助医療による不妊患者の意識調査.2004:21:6-14)
妊娠が成立するためには、
1.射精から受精までの条件
2.卵胞発育から受精までの条件
3.受精から着床までの条件など
各段階で生理現象が正常に働くことが必要になります。
射精後、精子が受精の場、すなわち卵管に達するだけではなく、丁度その中で女性の身体の中でホルモンの調節を受けた卵子が成熟し、タイミングよく排卵が起こり、受精し、発育、着床へと障害なく進まなくてはなりません。
また、WHOの調査結果によると不妊カップルの男女の不妊の要因は
男性因子が24%
女性因子が41%
男性・女性ともに原因がある場合は24%です。
(WHOの調査[Comhaire, F.H:Male Infertility, London:Carpman&Hall Medical, 1996])
主な原因とその他のまとめ
一般的な検査法と解決策
(1)一般的な検査
①基礎体温測定
正常な月経周期の卵胞期には低い体温を、黄体期には高い体温を示す2相性のパターンが認められることです。
基礎体温測定からは以下のようなことが確認できます。
1)排卵が起こっている
2)毎月のパターンから排卵日が予測できる
3)黄体機能不全の有無
4)不正出血の原因を推測できる
②超音波検査
子宮全体の肥大、変形、腫瘤の有無と子宮内腔の形状、子宮内膜の状態などの他に、子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症・子宮内膜ポリープ、卵巣嚢腫などの異常がないかを確認します。
③内分泌検査
血液を採取して各ホルモン検査を行います。
下垂体から放出されるホルモン(卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモン[LH]・黄体形成ホルモン[FSH])、女性ホルモン・男性ホルモン、黄体ホルモン(プロゲステロン)、母乳を分泌するプロラクチンや甲状腺ホルモンの検査が含まれます。
また、最近では抗ミュラー管ホルモン(AMH)の測定が普及しています。
これの値は卵胞数を反映しており、卵巣機能の予備的な確認に有用とされています。
④クラミジア抗体検査あるいは抗原(核酸同定)
血液を採取してクラミジア抗体検査(IgG、IgA)の有無を確認します。
クラミジア抗原(核酸同定)検査はクラミジア感染の有無の確認に行います。
⑤卵管疎通性検査
卵管疎通性検査には卵管通気法、子宮卵管造影法、超音波下卵管通水法の3種類があります(必ずしも全ての検査が行われるわけではありません)。
卵管通気法
繰り返して行うことが可能であり、体に負担の少ない方法です。
外来で容易に実施できるのが利点です。子宮卵管造影法
月経直後に行うX線検査です。
卵管の閉塞や狭窄などの卵管通過性および卵管留水症、さらに卵管周囲癒着に関する観察や所見だけでなく、子宮内腔癒着など子宮内腔の所見を得ることができます。
従って、子内腔の形態を評価するには適しています。超音波下卵管通水法
卵管疎通性検査というよりは、卵管通過障害、卵管形成術後の癒着防止のためなど治療を目的として行われることが多い方法です。
⑥頸管因子検査
不妊症の原因のうち頸管因子は数%存在すると考えられています。
従って、それぞれ頸管粘液検査や精子頸管粘液適合検査(フーナーテスト:性交後試験)を行います。
フーナーテストとは性交後に膣内、頸管粘液内の運動精子の存在を調べる検査です。 フーナーテストに異常が出た場合、抗精子抗体などの免疫因子の存在のほか、乏精子症や精子無力症といった男性因子が存在する可能性があります。
(1)精液検査
精液量、総精子数、精子濃度、総運動率、前進運動率、生存精子率、正常形態率などを検討します。
(2)泌尿器科的検査(主な検査)
①診察
問診により不妊症に関連する病気の既往の有無、勃起や射精などの現在の性生活の状況を確認します。
次に外陰部(陰茎、陰嚢、鼠径部、内性器)の診察を行い、男性不妊症の原因として最も頻度の高い精索静脈瘤(精巣上部や周辺の静脈が拡張した状態)の有無などを視診、触診で行います。
②内分泌検査
血液中の男性ホルモン(テストステロン)や性腺刺激ホルモン(LH、FSH)、プロラクチンなどを調べます。
治療法
①卵管・子宮因子
手術治療や卵管カテーテルを用いた卵管形成術を行うことが検討されます。
卵管留水腫*には体外受精が検討されますが、体外受精後の着床率が低下するため、体外受精前に卵管切除が推奨されています。
子宮の質的な機能に原因がある場合があります。
その代表は子宮筋腫ですが、特に粘膜下筋腫の治療には手術が有効とされています。
*卵管留水腫:感染や子宮内膜症の炎症などによって卵管が詰まってしまい、卵管液(血液・膿など)が卵管にたまる症状のことをいいます。
②頸管因子
頸管粘液に異常があれば人工授精を行います。
③排卵因子
排卵障害に対しては排卵誘発薬を用いた卵巣刺激を行います。
クロミフェンやレトロゾール(保険適用にはなっていません)などの内服薬やhMG(ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン)やFSH(卵胞刺激ホルモン)製剤による注射剤による治療が行われ、タイミング法の適応となります。
④子宮内膜症
子宮内膜症不妊に対しては腹腔鏡により病気の進行度を観察し、軽症の場合には腹腔鏡下での手術により妊娠率は向上するとされています。
重症例に対しては手術により卵巣機能が低下するため、十分に卵巣機能が保たれている方、片側性、疼痛などの症状がある方は手術の適応になりますが、それ以外の方では不妊治療が優先されます。
⑤男性因子
低ゴナドトロピン性の性腺機能の低下に対してはhMG(FSH)やhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)製剤によって造精機能障害の回復が見込めることがあります。
精液所見の程度によって人口受精、体外受精や顕微授精が検討されます。
重度の乏精子症や無精子症では体外受精や顕微授精が第一選択となります。
⑥原因不明不妊
タイミング療法→人工受精→体外受精というステップアップが一般的です。
しかし、最近では年齢や不妊期間によっては積極的なステップアップや最初から体外受精を選択するという考え方もあります。
メカニズム(重心を交えた症状メカニズム)
交感神経神経優位が持続したことによる「胃の過活動」
↓胃の過活動により胃と腸を繋ぐ膜が引っ付き胃が前に出ている状態が常態化。
↓胃が前に出ることで肝臓が背部に巻き込み「上半身の捻れ」が起きる。
↓上半身の捻れが持続的に起こることにより「肩甲骨と顎関節が代償(かばう運動)し、「重心位置が右前に変化、噛み締める癖が当たり前に」
↓上半身の歪みを支えるために上半身を支える骨盤に歪みが起きる。
↓骨盤の歪みが起きることで骨盤内の子宮、卵巣への圧迫、位置に歪みが生じる。
↓「噛み締め」「骨盤の歪み」が常に無意識な状態でも起きることで交感神経が優位な状態が常態化。
↓交感神経が優位になることで、女性の場合子宮、卵巣への血流循環、子宮の平滑筋の肥厚、女性ホルモンの分泌低下、男性の場合精巣への血液循環が悪くなり、不妊のリスクが高まる。
アプローチ(対処方法)
食生活
タンパク質が多く含まれる食材の摂取。
代表は、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品の5つ。
ビタミンDが多く含まれる食材の摂取。
きのこ類や、鮭・さんま・いわし・カレイといった魚類、卵、チーズに多く含まれています。
オメガ3系を多く含む食材。
エゴマ油、アマニ油など。魚に含まれるDHAやEPAも該当します。
オメガ9系を多く含む油
ナッツやクルミなど
男性の場合、精子形成にいいと呼ばれる食事
地中海料理(オリーブオイル、全粒穀物、野菜、果物、豆、ナッツが豊富でチーズやヨーグルトも頻繁に食される)
魚介類、家禽、穀物、豆類、脱脂乳、果物と野菜の摂取が多い食事
トレーニング
腸腰筋を活性化し、骨盤の締まり、骨盤内の血液循環を改善!
横隔膜を使った逆腹式呼吸。
腹圧が高まり、土台となる骨盤の安定性、内臓、子宮の位置が安定し内臓機能が改善されやすい。
まとめ
不妊症に陥ってしまう原因は様々あり、症状や生活リズム、食生活、ストレスによって異なってきます。
自律神経や血流、ホルモン分泌の循環が身体の歪みから起こる重心の位置との関連性は高いと考えられます。
身体の当たり前を司る恒常性(体温、脈拍、血圧、重心)を整えることで未然に防げることはできますし、実際に不妊症で悩んでいる方も身体に合わせたアプローチを行うことで改善に繋がります。
是非一度お悩みの方や今後の不安を感じている方はご相談ください。
身体の悩みに「お別れ」が言える場所 HIPs
Goodbye!! Bad body.
HIPs(ヒップス)が提供するのは
「整体」でもなく
「整骨」でもなく
「トレーニング」でもなく
「エステ」でもなく
「診断」でもない
自分らしく・ありのまま 本来の身体の特性を活かした新たな身体づくり
『Wellness Impact !!』
一人ひとりに合ったオーダーメイドサポートを提供し、
マイナスのところから0を目指すのではなく、 マイナスからプラスへ、さらには「自分らしい健康」を実現する。
医療・ヘルスケア・スポーツ業界の情報発信中
セラピスト向け
https://www.instagram.com/hips.platform/