首こりと目疲れがセットな理由
デスクワークは、長時間同じ姿勢を保つことが多く、首に負担がかかりやすい環境です。
首に負担がかかることで、筋肉の疲労や血流が悪くなり目疲れがひどくなってしまうケースが多くなっています。
放っておくと、集中力が下がり仕事の効率が下がり、モチベーションの低下に繋がりかねません。
そんな首こりからくる目疲れがどんなメカニズムで起きているのか考えたことはありますか?
筋肉をほぐしてもサプリメントを試しても中々改善しない方こそ是非参考にしてみてください。
疲れ目と眼精疲労の違い
"疲れ目" は休憩や睡眠、目薬などによって改善できる目の症状を指し、
一方 "眼精疲労" は目を休ませても改善せず、頭痛や肩こりなどの症状も伴うより深刻な状態を示しています。
なぜ眼精疲労が起きてしまうのか?
同じ姿勢が続くことにより後頭部にある後頭下筋という筋肉が緊張します。
緊張状態が続くことにより、近くを通る椎骨動脈が圧迫されます。
椎骨動脈からは脳底動脈という血管が枝分かれしていて、脳底動脈内の血管内皮細胞が影響していると考えます。
血管内皮細胞は”血管の内圧”を感知していて、血管の圧迫により脳底動脈が阻血状態になると、視神経を司どる後頭葉周囲を走る動脈も阻血状態になり視神経が障害されます。
視神経が障害されることによって、視力の低下や、物の色・動き・距離などを認知しづらくなり眼精疲労になってしまいます。
アプローチ(対処方法)
胸椎セルフケア
頚椎の歪みを代償している胸椎の可動域を上げる!
顎関節セルフケア
頚椎を固めてしまう顎関節の緊張を取り除く!
頭部冷却
頭部内に溜まった血流を促すことで、頭蓋骨が柔らかくなる!
メカニズム(重心を交えた症状メカニズム)
長時間のデスクワークで頭部の前傾姿勢、肩の巻き座位姿勢が続くことで内臓の圧迫が起きる。
↓
腰、首の筋肉が前に倒れないようにブレーキ筋肉となり働く
↓
重心が前に倒れることで、500gの重たさを支えるために噛み締めが起きる。
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前方重心により内臓は背中側に移動する。(慣性の法則)
↓
前方重心、噛み締めにより交感神経優位な状態が当たり前となる。
↓
交感神経の作用により、血管の収縮、内臓機能が低下し血流循環の悪化、自律神経の乱れが起きる。
↓
筋肉の緊張状態、内臓の機能低下が慢性化し症状が起きてしまう。
まとめ
眼精疲労は単なる筋肉の疲労だけではないので、ほぐしても数日たてば繰り返してしまいます。
目を支配している神経や栄養している血流循環に視点を向けて、アプローチすることが改善につながっていきますので、是非、慢性的な眼精疲労でお困りの方はご相談ください。
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