十五夜/紅白の芒
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今年2024年9月17日(火)は
中秋の名月・お月見です
そこでお月見について考えますー
そもそもですが お月見ってナニ?
古来より私たち日本人はお月さまを
神さまとして拝んでいました
お日さまは元旦に初日の出として
お月さまは中秋の名月として
手を合わせて祈りを捧げてきたのです♪
俗にこんな言葉があります
「名月が晴れなら元旦は雨」
古い時代の人々にとって
名月と初日の出はどこかでつながって
いたのかもしれません
さて お月見には祈りの言葉があります
これは僕が京都で身につけた古い慣習です
[お月見の祈り]
「月月に月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月」
★お月さまに手を合わせて
この祈りを2回程度繰り返しましょう
[お月見の祀り方]
月から見て上手に当たる左側に
高く芒を供えます
芒は月の神さまの依代といいまして
芒に神が宿るのです
このとき もしも可能なら
紅白の芒をお供えします
月見餅は真ん中に供えます
このほかに芋などを供える場合は
月から見て下手に当たる右側に供えます
僕が教員をしていたころ
先輩の先生から聞いた話によると
「家族で日本の年中行事を祝える子どもは間違いなく良い子に育つ」
というものでした
私たちの目には見えないけれど
私たちの意識にははっきりしないけれど…
古くから伝えられて来た年中行事には
子どもたちを導く何らかのパワーが
きっと存在するのだろうと思うのです
都会にお住まいされる方も
今夜あたりはマンションからお月さまに
ささやかなお祈りを捧げられるのは
いかがでしょうか〜
ベランダに猫呼び寄せて月見かな 麩山