歩く速さで生きる【よく暮らす探究】
音戸
広島から電車とバスを使ってたどり着く離島。
音戸大橋で本島と繋がっているものの、ここでの暮らしは街のスピードに比べて明らかにゆっくりだ。
手押し車を押すおばあさん、買い物カゴをキャリアに乗せて引くおじいさん。ボクの歩く速さの3分の1。いや、それよりも遅いかもしれない。
車なんか通れない細い路地の中を、自転車で、徒歩で、人がすれ違う。
後ろから通る自転車のおじさんに『こんちは〜』と声をかけられる。
すれ違う人には『若い人がようきてくんしゃった』とばかりににっこり見つめ返される。
他人に関心を寄せる心の余白が、この街の人には存在している。
『歩く速さで生きる』
読者の皆様は、どんなふうに捉えただろうか。
いや、そんなのは無理
どういうこと?
あーね。
自分ってどうだろう。
そんな生き方したいなあ。
捉え方はさまざま。自分がどんな意味を捉えたか、自分がその意味に対してどんなジャッジを加えたか、考えてみて欲しい。
そのときに、意味とジャッジは切り離して考えること。
私が『歩く速さで生きる』ことを、よしとすれば、そのように生きたら良い。
『今は急ぎたい』と思うなら急いだらいい。
自分の欲しい未来は、自分で創ることができるから。
ふとした瞬間に、『歩く速さで生きたい』と願う自分に出会うとします。
その周りには何が見えますか。
もし見えたものが、『欲しい』と直感的に願ったものであれば
リラックスして、恐れず、受け取ってみてくださいね。
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