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欧州スーパーリーグ構想について
ヨーロッパサッカー、いったいどうなってしまうんだ、、、
こんにちは。カバさんです。
今日はヨーロッパサッカーにとって良くも悪くも歴史的な分岐点になるようなニュースが入ってきましたので、それについて私見を述べようと思います。
その内容とはズバリ、欧州スーパーリーグ構想(ドドン!)
いったいなんじゃそりゃという方に簡単にご説明しますと、
「いろんな国のいろんな強いチーム集めて戦ったら、面白いんじゃね?」
という、まるでキラキラした目のサッカー少年が言いそうなことを実際にやっちゃおうということですね。
このアイデアだけ見ると個人的にそこまで悪い案じゃないと思うんですが、これが今大問題になっているのは、ギラギラした大人たちの利権が絡んでいること、既存のリーグシステムを破壊する可能性があること、など複雑な理由からなんです。
わたくしは欧州サッカーに関してはたしなむ程度なので詳しくはわかりませんが、今のところわっかていることについてのざっくりとした私見を記しておこうと思います。
そもそもなぜこうなった?
これについて詳しく触れようとすると、ここ最近の欧州サッカー事情について時系列を追って説明する必要があるのですが、とてもそんなことはやってられません。
これについてはDAZNプレミアリーグ解説でおなじみのベン・メイブリーさんら有識者の方が詳しく解説されていますので、ぜひ調べてみてください。
人任せにしないで教えてくれよ!という方のために非常にざっくり説明すると、
現状世界最高峰のチャンピオンシップであるUEFAチャンピオンズリーグ、いわゆるCLの運営方法に不信感を持つ勢力が現れ、自分たちで新しいリーグを作っちゃおうというアイデアが出てきたわけです。
そして幸か不幸か不満を抱いていたのは歴史ある強豪チームであったため、
強いチーム15チームぐらいでやったら絶対盛り上がるって!
という考えのもとに、放映権料やなんやら多額の資金や利権も絡みつつ、スーパーリーグ構想として新しいリーグを作ることになったというわけです。
本当はもっとめんどくさい話だと思うんですけど、ざっくり表面をなぞるとこんな感じだと思います。
何が発端となったか詳しいことはわかりませんが、個人的にはUEFAが余裕を持ちすぎたことがよくなかったと思います。
もう少しCL参加チームの意向を取り入れた運営を行っていれば、こんなことにはならなかったんじゃないでしょうか。これはあくまで予想ですが、UEFA側はここまで実際に行動を起こしてくるとは思ってなかったんじゃないでしょうか。小さな火種を甘く見てはいけなかったということですね。
どんなチームが参加するの?
参加する予定のクラブも参考程度に記しておきます。
報道によると、プレミアリーグからはアーセナル、リヴァプール、チェルシー、マンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、トッテナムのいわゆるBIG6、セリエAからインテル、ミラン、ユヴェントス、ラ・リーガからレアルマドリード、バルセロナ、アトレティコマドリーの参加が決まっているようです。
サッカー詳しくない人でも知ってる有名クラブばっかりですね。
余計なお世話かもしれませんが、トッテナム、ユヴェントスあたりは大丈夫なんですかね。ちょっと最近ごたついてきてるので心配です。
まあそれはそうとして、これらのチームがガチンコでぶつかり合うことがあれば、確かに面白そうではありますが、CLとあんまり変わらない気もしています。
ちなみに不参加を表明したクラブもありまして、ブンデスリーガのバイエルン、ドルトムント、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンなどはすでに不参加を表明しています。
とくに上の3クラブの不参加は大きいと思います。昨シーズン圧倒的な強さでCLを獲ったバイエルン、ホーランドやサンチョといった次世代のスター候補を擁するドルトムント、ネイマールやムバッペといったタレント集団のPSGが参加しないとなると、スーパーリーグに関心をもつサッカーファンはいくらか減るでしょう。
あくまで個人の見解として思うのは、参加を表明したクラブも、不参加を表明したクラブも、どちらが正しいとも言えないということです。
コロナ禍という厳しい状況の中で、経営が危ないことから参加したクラブもあるでしょうし、自分たちにとっては必要ないということで断ったクラブもあるでしょう。
参加したから悪、不参加だから善、というような極端な見方になることなく、今後の状況を見ながら各クラブのファン、サポーターにとって納得いくシナリオになることをいちサッカーファンとして願っています。
結びに
最後に、この問題についてわたくしが思うところに近いものがあったので紹介いたします。最初のほうに触れたベン・メイブリーさんのツイート&記事です。
わたくし個人は今のところスーパーリーグに賛成でも反対でもありません。
何かが変わろうとするときに批判が出るのも当然のことですし、変わった後の内容が良くないものなのであれば変えてはいけないのも当然のことです。
サッカー市場は今やとてつもないカネが動く、経済にも大きな影響を与えるものになっていますが、やはりサッカーにおいてまず大切にしなければいけないのは、選手含め実際に試合に関わるクラブ関係者、それからサッカーを愛するすべてのファン、サポーターです。
先ほども言いましたが、幅広い意見を取り入れたうえで各クラブが納得し、ファン、サポーターとともに平和的に物事が進んでいくのを祈っています。